セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15)関西大会 2次ラウンド G組 伊丹FC戦|レビュー:

2022.06.11
2022年6月11日(土)第37回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会関西大会 2次ラウンド G組
セレッソ大阪和歌山U-15 1-2 伊丹FC
試合詳細 >
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本日、第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 関西大会2次ラウンドG組 伊丹FC戦がJ-Green堺(S16)で行われました。

立ち上がりはボールを保持し、相手ゴールに迫ります。
背後を狙うタイミングがずれたり、パスの精度を欠く場面があり、なかなか決定的なシーンを作り出せませんが、徐々に相手を押し込んでいきます。
10分、右サイドから相手陣内に侵入し、左サイドに展開。左SBの木村がペナルティエリア角から鋭いシュートを決め、先制します。
その後もボールを保持しながら試合を優位に進めますが、中盤の選手達のボールを受ける位置が低くなり、前線との連携に欠ける場面が少しずつ増えてきます。相手は前線に人数をかけてくるようになり、ドリブルの技術がある選手に対してこちらも後手になり始めます。
SHが低い位置に戻ることを余儀なくされ、ボールを奪った後も選手間の距離が遠く、パスを繋ぐことができません。
次第にチームの重心が重くなり、ボールばかりを見るようになり、状況を見ずにボールを受けに入ったり、パスを出してしまうシーンが目立ってきます。
そういった状況の中、28分にビルドアップ自陣中央でボールを奪われ、ショートカウンターから同点に追いつかれてしまいます。
時間帯としては決して焦るようなものではありませんでしたが、感情が乱れたせいか、さらに技術的なミスが増え始めます。

ハーフタイムでは、止める・蹴るの技術を徹底することを強調。
しかし、技術的なミスは減らず、自陣でボールを失って相手に押し込まれる場面が増えていきます。
それでも全員で粘り、大きなチャンスを作らせず、1-1のまま時間が経過。
両チームとも決定的なチャンスを作り出せないまま、後半アディショナルタイムに突入します。
勝負が決まる試合終了間際、自陣ペナルティエリア前でボールを失い、GKとの1対1を制され、土壇場で逆転されてしまい、試合終了のホイッスル。1-2で、クラブユース関西大会第2ラウンドは、3戦全敗。勝ち点を得ることができませんでした。

勝ち点をひとつも取れず、非常に悔しい結果でクラブユースを終えることになりました。
力のある相手や、リーグ戦で勝利した相手に対して、どれだけ試合前に良い準備をできていたか、もっと自分達の内面に目を向けなければいけないと感じています。今回はネガティブな結果になりましたが、この経験を今後の力に変えられるように、また自分達と向き合って日々の練習に励もうと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、小雨の降るなか、温かい応援ありがとうございました。


セレッソ大阪和歌山U-15 コーチ 北口雄一