セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 追手門学院高等学校戦|レビュー:

2025.09.27
2025年9月27日(土)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-1 追手門学院高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が開催されました。
相手は前期に黒星を喫した追手門学院高校。リベンジをかけた一戦に臨みます。

相手ボールで試合開始。想定していたとおり、相手は前線へのロングボールで押し込んできます。
開始早々の3分にコーナーキックを与えますが、ここはGK関口のパンチングとFP陣の跳ね返しで難を逃れます。
前節で苦戦したビルドアップでは、VO牧之瀬、飯田が変わるがわるボールを引き出しながら、次第にリズムを作ります。
19分に最初のチャンス。FW中村のキープから中央バイタルのFW田村へ。うまくターンしながら放ったシュートはGKに弾かれ、SH林祐がリバウンドを狙いますが、惜しくも枠を捉えることができません。
24分、自陣でCB西村からVO飯田へと繋ぎ、ハイラインの相手背後へ動き出すFW中村へ。GKがペナルティエリア外まで出てきたところを冷静に交わして無人のゴールへ蹴り込み先制。1-0とリードして給水を迎えます。再開後もオープンな展開が続きますが、今日CBに入った西、西村を中心に慎重に対応し、ピンチを切り抜けます。
相手の圧を受けながら深い位置でスローインを与えた終了間際の45分、左からのクロスに対し一度はGK関口が弾きますが、再び放り込まれたボールを相手が押し込み失点。リードした展開でしたが、一瞬の甘さをつかれ、1-1で前半を折り返します。

ハーフタイムには、守備対応の整理、基準を下げないで後半も続けること。攻撃はシュート本数では上回っているので、慌てず、チャンスをものにすることを確認して後半に向かいます。

55分、ゴールキックからのビルドアップでCB西村からのパスがFW中村に収まります。周りの選手も動き出しますが、中村がそのまま相手を振り払い右足を一蹴。ボールはGKの脇下を抜けゴール。タイミングを外したミドルシュートで勝ち越しに成功します。
中盤での一進一退の展開が続き、68分には相手のロングフィードがバイタルへ、処理仕切れなかったところをすかさずシュートを放たれますが、枠外に外れます。
給水再開後の71分、さらに試合が動きます。左サイドでSB安田からスペースに抜け出す中村へ、ポケットからの折り返しを中央に待ち構えたVO牧之瀬がインサイドで丁寧に流し込み欲しかった追加点を奪います。
74分には、松浦、亀井、83分には山崎、倉田を投入して、もう一つギアを上げにいきます。
ルーズボールを逃さず拾い攻撃の手を緩めない相手の猛攻にも耐えつつ、こちらも運動量を落とさず前線の選手たちがボールを引き出し、コーナーキックやフリーキックを獲得しながら得点機会をうかがいます。アディショナルタイムはオープンな展開で互いにシュートを重ねますがスコアは動かず。苦しい時間も声を掛け合い、集中を切らさず試合を締めくくり、3-1で勝利しました。

中3日の過密スケジュールの中、前節の課題を修正し、また日頃出場時間の少ない選手が躍動して、今日の一戦に勝利できたことは、チームにとって大きなステップになりました。勝ち点を伸ばすことができた9月の3連戦ですが、見つかった新たな課題に引き続き向き合い、残りのリーグ4試合をチーム・個人でさらに成長しながら、戦っていきたいと思います。

本日も、多くの保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただきました。
温かいご声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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