セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15関西プレーオフ  準決勝 エベイユFC神戸戦|レビュー:

2025.11.09
2025年11月9日(日)高円宮杯JFA第37回全日本U-15サッカー選手権大会関西地域プレーオフ 準決勝
セレッソ大阪和歌山U-15 1-2 エベイユFC神戸
試合詳細 >
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本日、JFA第37回 全日本U-15サッカー選手権大会関西地域プレーオフ 準決勝 vsエベイユFCがフレスカ神戸人工芝第2フィールドにて行われました。
雨が降り、水が溜まるピッチコンディションの中、選手らは勝利のために全力で戦います。

試合序盤からセレッソは前へのプレーを選択し、ゲームの主導権を握りにいきます。6分には左サイドを駆け上がった岩本が、DFラインの背後へのアーリークロスを上げ、北野がゴール前へ飛び込みますが、相手のブロックに阻まれます。
対する相手は前線のFWへロングボールを供給し、相手コートへと進入する狙いでしたが、昨日同様、セレッソのDFラインは集中した守備を見せ、ピンチを作らせません。
20分にはサイド深くへ進入した磯本が、ペナルティエリア内へ入り、右足で強烈なシュートを打ちますが、キーパーのセーブにより、得点に結びつきません。33分には右サイドからのショートコンビネーションで相手を翻弄し、隙をついて磯本がクロスを上げ、混戦の中、最後は中村がシュートを放ちますが、枠を捉えられませんでした。

スコアレスのまま前半を終えると、ハーフタイムにベンチからは、悪くない試合展開の中で、一つ一つの質を上げていくこと、守備では相手のカウンターに注意し、リスク管理を徹底することを伝えました。

後半になり、なんとか先制点を奪いにいきたいセレッソは、前重心に相手のコートへ仕掛けていきます。
しかし45分、自陣の右サイド深くへ進入されると、クロスを上げられ、ニアサイドでヘディングされたボールはゴールへ吸い込まれ、先制点を許します。
反撃に出るため交代のカードを切りながら、相手のコートでボールを持つ時間を増やしますが、粘り強い相手の守備に、なかなかシュートへ持ち込む回数を増やせません。
時間が過ぎた74分、相手のカウンターを受けたセレッソは、一瞬の隙をつかれ背後へのスルーパスを通されてしまい、後ろから追いかけるとたまらず足をかけてしまい、判定はPKとなります。相手は冷静にPKを沈め、0-2と突き放されてしまいます。
得点を奪いに行くしかないセレッソは、強引にも相手のコートへ入り、ゴールへと襲い掛かります。すると77分、自陣からのロングボールに反応した村田がボールをキープすると、久木山へパスを送り、右足でシュートを打ちます。ボールはネットを揺らし1点差に迫ります。
同点に追いつくため、猛攻を仕掛けるセレッソは、終了間際までゴールへ襲い掛かり、シュートやコーナーキックから得点を狙いますが、ネットを揺らすことがなかなかできません。
そしてアディショナルタイムの3分が経過した時点で、試合終了のホイッスル。結果は1-2となり、全国への切符を手にすることは叶いませんでした。

本日は悪天候の中、たくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。
本日の試合をもって、3年生の公式戦全日程が終了しました。
試合後は悔しい気持ちを抑えきれず、涙を流す選手がたくさん見受けられました。それだけ大きな思いを持って日々を過ごしてきたこと、この大会に取り組んでいたことを見せつけられ、スタッフとしても不甲斐なさを感じずにはいられませんでした。
しかし、今日で全てが終わったわけではなく、彼らには次のステージが待っています。この経験を糧にして、今年よりも更に高い意識で、日々を積み重ねてくれることを期待しています。
2年生には来年、同じ大会が待っています。
各々が、今日という悔しい思いをした日を忘れずに、これからのサッカー人生に繋げていけるよう、努力していきたいと思います。

最後になりますが、1年間たくさんのご声援、サポートをしていただいたこと、遠方まで駆けつけ見に来てくださったこと、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
これからも、選手に寄り添い、変わらずサポートしていただけましたら幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪和歌山 U-15コーチ 山田俊毅)


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