セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ1部 第3節 京都サンガF.C. U-15戦|レビュー:

2021.03.23
2021年3月20日(土・祝)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2021 関西サンライズリーグ1部 第3節
セレッソ大阪U-15 2-1 京都サンガF.C. U-15
試合詳細 >
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立ち上がりからお互い丁寧にボールを繋ぎ攻撃を組み立てる展開となり、落ち着いた入りとなりました。
徐々にボールを持つ時間が長くなり、安定したビルドアップで相手陣地への侵入を試みます。
長短のパスを織り交ぜながら、相手を左右に揺さぶりサイドからボールを前進させていきますが、アタッキングサードでのプレーの精度を欠き、なかなかチャンスを作り出す事は出来ません。
しかし、相手も時折攻め込んでは来るものの、セットプレー以外ではゴールを脅かされる事もなく、試合は膠着状態となります。
すると、一進一退の展開が続いた38分に試合が動きます。
相手陣地の深い位置でスローインを受けた山本が左サイドの深いところに進入し、グラウンダーのパスをゴール前中央に出します。
ボールは一度クリアされるものの、詰めていた面高がクリアボールにうまく合わせて押し込み、先制点を奪うことに成功しました。
このままリードをして前半を折り返したかったところでしたが、40分にCKの流れから同点とされてしまい、1-1で前半を折り返しました。

後半は立ち上がりこそ効果的にボールを運び、サイドから良い形で攻撃を仕掛けることができましたが、50分過ぎからミドルゾーンでボールを失う回数が増え、徐々に相手ペースとなっていってしまいます。
ボールロストから押し込まれ、CKから幾度となくピンチの場面を作られてしまいますが、全員で集中した守りを見せて、なんとか凌ぎ切ります。
そんな中、我慢が実ったのは76分でした。
アタッキングサードに入ったところでボールを受けた吉田がドリブルで運びます。
そのまま中央をドリブルで運び、ペナルティエリア手前から打ったシュートが決まり、非常に良い時間で2-1と勝ち越すことができました。
その後、残り時間で苦しい場面もありましたが、全員でハードワークをして逃げ切り、2-1で勝利することができました。

まだまだ課題は多いものの、開幕戦で敗れていただけに今日の試合で勝てた事はチーム・選手達にとって非常にポジティブでした。
チームや個人で取り組んでいることが更に表現できるように、また次節に向けて良い準備をしていきたいと思います。

本日もサポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、温かい応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチ
上野 秀章