セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ1部 第15節 京都サンガF.C.U-15戦|レビュー:

2025.09.13
2025年9月13日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2025 関西サンライズリーグ1部 第15節
セレッソ大阪U-15 3-4 京都サンガF.C.U-15
試合詳細 >
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5月24日の第14節から中断しておりました、高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ 2025サンライズリーグ 第15節、京都サンガF.C.U-15戦がJ-GREEN堺S9ピッチで行われました。

夏の第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 全国大会には出場できましたが、関西大会で対戦しPK戦で負けた相手に対して前半から積極的に前方を選択してゴールを目指します。
中盤で攻防が繰り広げられる中、前半6分ボールを奪った瞬間に右サイドの竹添が駆け上がりパスを受けて低く速いクロスに篠原が反応してスルー、その後ろからゴール前に走り込んだ足立がワンタッチで流し込み先制点。
理想的な奪ってから最短最速の複数人が関わる素晴らしいゴールでした。お互いにチャンスやピンチもあり技術のミスが多くなる時間帯が続きます。前半26分には中央の榊原が右サイドの竹添に展開すると縦への突破から中央にラストパスこれを大田がきっちり決めて2-0とします。
紙谷と大田が相手DFを外す技術やゴール前に勢い良く飛び込む場面もありましたが、追加点が奪えません。
すると35分、中央CBの間から相手選手に抜け出されてDFとGKの守備が重なる中、流し込まれて2-1とされます。続けて39分の前半終了間際には、相手が運びながら強引に打ったシュートがGKの足元に転がり手で弾くもゴールとなり、前半は2-2でハーフタイムとなります。

自分達のミスや緩める部分が失点に繋がり同じ事を繰り返してしまう。後半に何をするかが大事、相手を外す工夫とポケット手前からバイタルに侵入する崩しが我々の武器、拘りを持ち後半に臨みました。

後半から篠原に代わり伊東、後半途中には大田に代わり李、田中に代わり鎌田が入ります。
後半11分、コーナーキックのこぼれ球を拾われてサイドからのクロスに対応しようとしますが、相手選手の方が先に触りボールはゴールに吸い込まれ2-3となります。
選手達は下を向かずに相手ゴールを目指します。失点から2分後の後半13分に、CB鈴木の積極的な運びからチャンスが生まれます。左サイドの田中にボールが渡り冷静な運びからGKの位置を確認しながらサイドネットに流し込み3-3の同点にします。ミスをしても失点をしても諦めない選手達が自分を変化させようとしている様子がプレーに出てきています。
追加点を奪う為に相手陣内に押し込む場面も多くなる中で、後半30分中央から左サイドにボールを運ばれ角度のない位置からシュートを打たれます。一度は防ぐもこぼれ球を詰められて失点3-4。

残り10分で逆転に向けてボールを奪いに行きますが、奪ったボールを安易に蹴り込んでしまうプレーが増えて疲れと共に技術と判断の基準が下がってしまいます。苦しい状況の中で我々の武器である技術がどれだけ発揮できるか、相手の狙いや味方の狙い状況が観れて頭を休める事なく判断したプレーを成功させられる選手を目指して、更なる技術の追求をしていきたいと思います。敗戦する試合が続く中で、今が変化できる最高の機会だと考えています。
色々な経験をする選手達が新たな武器を生み出せる、今の自分では物足りないと感じて更なる挑戦をしてくれる事を願っています。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。
引き続き、皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪U-15監督 久川 直裕)


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