2025年11月22日(土)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 2-3 大阪学芸高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が開催されました。
4月から戦ってきたリーグ戦も残り2試合。現在3位につけるセレッソにとって、優勝の可能性を手繰り寄せるためになんとしても勝ち点3が欲しい一戦です。セレッソファミリーにとっての聖地、ヨドコウ桜スタジアムにて、爽やかな秋空のもとキックオフを迎えました。
学芸高校のキックオフで試合開始。
6分、早速試合が動きます。SH林祐がプレッシングからボールを奪い、中央の田村、そして中村へ。林祐は再び左サイドでボールを呼び込み、カットインから振り抜いたボールはGKの脇下を抜け、ゴール。良い時間帯に先制に成功します。
しかし直後の9分、ゴール前左サイドの守備対応で思わずファール、フリーキックを与えます。一度はクリアしますが、二次攻撃をうまくヘディングで合わせられ失点。試合は振り出しに戻ります。
一進一退の攻防が続く中、17分。CB西村からSH林優への楔から、VO牧之瀬がおとしを受けFW中村へスルーパス。相手DFに体を寄せられ倒れながらも、逆サイドネットに流し込み、再びリードします。
前半終了間際には、立て続けにコーナーキックを受けますが、GK天野と守備陣を中心に体を張って耐え凌ぎ、2-1で前半を折り返します。
ハーフタイムは、失点に繋がったゴール前の守備対応と、攻撃は左サイドをシンプルに突破することを確認して後半に向かいます。
後半は、3人の交代選手を起点に流れを引き寄せようとする相手に、連続して攻め込まれたり、保持してもアタッキングサードに侵入できないまま時間が過ぎます。60分にはカウンターから中村が抜け出して林祐からのパスをシュートに持ち込みますが、オフサイドの判定。61分にフレッシュな西と亀井を投入し、ギアチェンジを図ります。
次第に攻撃のリズムが出始め、フリーキックやコーナーキックも織り交ぜながらゴールに迫りますが、決定的なシュートには至りません。
すると、87分。ビルドアップでGKから前線へのフィードが入りますが収まらず、逆に相手CBへ。FWへの楔からシンプルに中央を割られ許したシュートはGK天野が反応するもゴール右隅に収まり失点。2-2に追いつかれます。ラスト5分でなんとか点を奪いに行きたいセレッソは最後までゴールを目指します。同じように長いボールで押し込もうとする相手に最後に与えたコーナーキック。一度目はクリアをするもセカンドで相手の出足がわずかに上回り、シュート。これが右角に収まり2-3。この瞬間に終了のホイッスルを迎え、悔しい敗戦となりました。
日常では味わうことのできないスタジアムの特別な緊張感の中、素晴らしいピッチ、サポーターの方々の熱い声援に後押しを受けて臨んだ今日の試合でしたが、目指していた勝利を収めることができませんでした。セットプレーの細部の執念、ラスト5分の戦い方など相手にはあって自分たちになかったものにしっかり向き合い、この悔しい経験を次に繋げていきたいと思います。
明後日は関西予選の決勝。下を向いている時間はありません。気持ちを切り替えて全員でタイトルを取りにいきます。
本日の試合の開催にあたり、多大なるご尽力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
そして、最後まで温かい声援を送ってくださった保護者の皆さま、サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。
(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)