セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西 RESC GIRLS U-15戦|レビュー:

2023.05.22
2023年5月21日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(前期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 2-0 RESC GIRLS U-15
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第7節 RESC GIRLS U-15戦が行われました。
前期の最終節となるこの試合は暑さが残る中でキックオフされます。

個人の強さや速さで上回る相手に対して粘り強い守備でボールを奪い、前線の池田や平田のスピードと推進力を活かして速い攻めを繰り出すという立ち上がりになります。
前半20分には右サイドの仕掛けからボールをPA内へ持ち込み、最後は玉村がループシュートを放ちますが僅かにゴールマウスの上に外れます。飲水タイム後からは、相手ボールへのプレッシャーがかかりにくくなり、中央やサイドから前進されたり、DFラインの背後へ蹴り込まれたりしてピンチを迎えます。相手のコントロールミスやシュートミスにも助けられますが、GKとDF陣がゴール前では何とか凌いで無失点で試合を進めます。
すると前半33分、相手ゴールキックからのビルドアップで生まれたミスパスを池田がインターセプトし、そのままゴールして先制点を挙げます。
ボールを持てる時間は少なく、その後もCKから決定的なピンチを迎えたりビルドアップのミスからゴール前に迫られたりしますが、1-0のまま前半を終えます。

ハーフタイムには、ボールを受けた味方に対して次の選手がタイミング良く関わること、またそのタイミングを作るための技術、相手ボール状況に応じたDFラインの押し上げを確認して後半へ臨みます。

後半立ち上がりも相手ペースで進み、カウンターなどで危ないシーンをいくつか作られます。
5分には、選手交代で1年生から2・3年生主体のメンバーに変更します。連戦で疲れが残っている選手もいましたが、その中でもしっかりボールを扱い、相手を操ろうとすることでゲームの展開は変わります。自分達がボールを持つ時間が増え、相手ボールに対しても良い立ち位置からプレッシャーをかける場面が多く、相手の前進を阻みます。攻撃でも相手の背中を取ることで決定的なチャンスも作り始めます。池田や玉村が抜け出してGKと1vs1を迎えますが、ともにGKのファインセーブに阻止されます。
その後もタイミング良くボールを受けながら相手の背後を狙う攻撃を続けると、アディショナルタイムに飯田がワンツーからDFライン背後へ抜け出しGKと1vs1になります。シュートは防がれますが中村が押し込み追加点を挙げます。試合はこのまま終了し2-0で勝ち切ることができました。

ボールを扱う技術については、まだまだ定義・基準・意識の確認が必要だと感じました。技術があるから、顔が上がり味方とプレーのタイミングが共有でき相手を観ながら操ることができるようになる。そういった意味を選手がもっと理解しながら練習に取り組めるように攻守ともに整理していきたいと思います。

本日も会場に駆けつけていただいた皆様、温かいご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗