セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本女子U-15関西大会 2回戦 神戸フットボールクラブレディース戦|レビュー:逆転で準決勝進出を決める

2020.11.01
2020年11月1日(日)JFA第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会 関西大会 2回戦
セレッソ大阪堺アカデミー 5-1 神戸フットボールクラブレディース
試合詳細 >
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昨日に続き、JFA第25回全日本Uー15女子サッカー選手権大会関西大会2回戦がJーGREENで行われました。
試合前のミーティングで空中戦・球際・切替・選択肢を持つことなどを話し、試合に入りました。

立ち上がりからアグレッシブにボールを奪いに行きます。
前日の課題である、球際も厳しく行くことで主導権を握ろうとします。
しかし、中盤でパスカットされてカウンターを受けます。一度はうまく対応しますが不用意なバックチャージによりPKを与えてしまします。
そしてPKを決められ0−1。前回同様不安定な立ち上がりとなってしまいます。

その1点が選手に嫌なイメージを与え、前への守備が重たくなり相手CFへのアプローチが遅れてしまい起点を作られて攻め込まれます。
それでもピッチ内の選手たちは自分たちでなんとかしようとアグレッシブに動き出します。
相手のクリアボールを井田がヘディングで跳ね返し、ペナルティーエリア付近で栗本がセカンドボールを拾うと相手左サイドバックの背後へアクションを起こした佐藤へと繋きます。佐藤が中央にいる堀江へと出し、堀江のポストプレーからもう一度佐藤が受け、左足でシュート。
良い流れでの崩しでしたがゴールすることは出来ませんでした。2トップの背後へのアクションから良いリズムを作り出します。

11分。相手のスローインから展開をされそうになりますが、古田のプレスでボールを奪い中央で堀がボールを拾います。そのままドリブルで1人かわし、左足でミドルシュートを決めて同点に追いつきます。
そのままの流れで追加点が欲しい所でしたが、同点のまま前半終了。

後半、もう一度気持ちを強く持って戦うことを確認し、ピッチに入ります。
8分。堀江から背後の佐藤へとスルーパスを出しますが、相手に奪われてしまいます。そのまま佐藤がプレッシャーをかけると相手はGKへと下げ、逆サイドへ展開を試みます。そこに杉本が後方からボールを奪いに出て、相手サイドバックからボールを奪います。
奪ったボールを一度古田に下げ、そこからクロスを入れますが中の選手とは合わず、逆サイドへと流れます。そのボールをもう一度拾い、井田がクロス。フォアまで流れたボールは逆サイドから侵入してきた杉本の所へ。杉本がしっかりとそのボールに合わせ逆転に成功します。

その後も手を緩めることなくプレーを続けます。すると、12分に佐藤のミドルシュートが入り3-1。16分木下の仕掛けからPKをもらい、そのまま木下が蹴り4-1。22分堀のスルーパスに栗本が抜け出し、GKを交わしてシュート。DFに防がれそうにはなりますがオウンゴールという形で5-1となり試合終了。

立ち上がりの不安定さ、パスとコントロールの質、準備のタイミングなど多くの課題はありましたが、なんとか勝利することが出来ました。
少しずつですが、ピッチ内の選手は自分たちで変えようとアグレッシブにプレーをしたり、積極的にコミュニケーションをとることで改善を見せてくれています。
まだまだ課題は多くありますが、少しずつ成長していければと思います。
また、次節、勝利し全国大会の切符を勝ち取りたいと思います。

(セレッソ大阪堺アカデミー監督 日高欣弘)