セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本女子U-15関西大会 準決勝 Ac.gloria girls戦|レビュー:決勝進出、全国大会出場を決める

2020.11.04
2020年11月3日(火・祝)JFA第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会 関西大会 準決勝
セレッソ大阪堺アカデミー 3-0  Ac.gloria girls
試合詳細 >
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JFA第25回全日本Uー15女子サッカー選手権大会関西大会準決勝が行われました。
勝てば全国出場決定という大事な試合。試合前のミーティングでは守備をしている時のボールとの距離感を縮める。FWを起点にサイドへ展開する。球際・競り合いへは強い気持ちを持って戦うことなどを確認しました。

立ち上がりからアグレッシブにゴールを奪いに行きます。
右サイドのスローインから井田が背後へ抜けた栗本へと繋ぎ、そのボールを中谷へ。中谷がワンタッチでシュートを狙いますが、惜しくもゴールの上へと外れます。守備ではセンターバックの吉田・木下を中心に速攻やドリブルを中心に攻めてくる相手に対して体を張ってゴールを守り、シュートを相手に打たせません。

しかし、気持ちを前に出し過ぎてしまいゴール前で不用意なファールが増え、少しずつ流れが悪くなります。そんな悪い流れの中、名和の安定したセービングによってチームをピンチから救います。そして、前半16分。待望の先制点が入ります。相手ゴールキックを中田が奪い、中央に入ってきた井田にパス。それをオーバーラップしてきた白垣へと展開します。白垣がサイドで1vs1をかわしクロス。そのボールを外側から中央へ走り込んできた杉本がDFの前に入り、ボレーで合わせ先制。先制点の勢いで2点目を奪いに行きますが、相手の体を張った守備を外せず前半は終了。

ハーフタイムでボールを奪う時の優先順位と判断、アグレッシブさを失わないこと、準備のタイミングを早くすること、攻撃の目的・優先順位を見失わないことなどを確認して後半へ臨みます。
後半立ち上がり、同点に追いつこうと強まる相手の圧力に対して受けてしまい、押し込まれる時間がキックオフから続きます。

しかし、井田のプレスによって起こった相手のパスミスを白垣がカット。そのタイミングで背後へと動き出した佐藤へとパスが繋がります。ペナルティーエリア角付近でボールを受けた佐藤は相手からのプレッシャーを受けますがコントロールから迷わず右足を振り抜きます。するとボールはゴールニア上へと突き刺さり2-0に。

勢いづいたセレッソはサイドを中心に攻撃を展開していきます。左サイドから杉本が突破してゴールライン付近から中央の栗本へパス。栗本がそのパスを走り込んできた佐藤へ落とし、佐藤がシュート。しかし、ゴールマウスをわずかに外してしまいます。今度は右サイドを白垣と井田で突破にかかりますが、相手に防がれてしまします。そして、サイドからの攻撃で得たコーナーキックを木下が蹴ります。ボールはフォアサイドの吉田の元へ。吉田がきっちりと頭で合わせて3-0。

その後も選手交代を行うことで活性化を図り、最後までプレッシャーの強度を落とさず戦い、試合終了。
これによりJFA第25回全日本Uー15女子サッカー選手権大会の全国大会出場権を手にしました。
今週末に行われる決勝戦に向けて、今日出た課題を真摯に受け止めてトレーニングに励んでいきたいと思います。