セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) グループステージ C組 FC多摩ジュニアユース戦|レビュー:

2023.08.15
2023年8月15日(火)第38回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 グループステージ C組
セレッソ大阪西U-15 3-3 FC多摩ジュニアユース
試合詳細 >
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本日、日本クラブユース選手権(U-15)Cグループ FC多摩ジュニアユース戦が帯広の森球技場Aにて行われました。

初の全国大会の舞台を経験する選手も多く、少し緊張が見られる中セレッソ大阪西U-15のキックオフで試合が始まります。
相手は4-2-3-1の布陣で、中央をコンパクトにしテンポ良くボールを動かしゴールを目指してきます。
コンパクトな状態から積極的にアプローチをかけてくる相手に対して、緊張からか容易なミスからボールを引っ掛けてしまうシーンが目立ち、ボールを上手く保持できません。
しかし前半10分にゲームが動きます。
長谷川が前線にクリアしたボールを木村が相手DFと競り合い、背後に流れたボールを塩尻が回収しドリブルで運びGKと1対1の状況を作り出します。
GKを上手くかわしシュートをゴールに流し込み先制に成功します。
2トップの塩尻、木村を中心に前線から積極的にアプローチをかけ、2列目の大島、丸尾らが前向きでボールを奪うシーンも増えだします。
攻撃面でも塩尻、木村の2トップからチャンスを演出しますが追加点とはなりません。
そんな中前半23分でした。左サイドに展開され、そのままペナルティエリア付近までドリブルで運び折り返したボールを一度は回収しますが、相手の切り替えが早くボールロストしてしまいます。
回収されたボールから背後にクロスを上げられヘディングでシュートを決められてしまい1-1の同点となります。
振り出しに戻り、得点を奪いにいきますが相手側のコートまでなかなか侵入できず押し込まれる時間が続く中、後半31分には中央でテンポ良くボールを動かされ、右サイドに展開されます。
そのままクロスを上げられまたもヘディングで失点し1-2と逆転を許してしまいます。
前半は追加点を奪えず1-2で折り返します。

ハーフタイムでは前向きの状態を作り相手コートに早く侵入すること、2トップにボールが渡ってから枚数をかけて攻撃に厚みを出すことを共有し後半に入ります。
後半スタートから坂元、川中を投入し流れを掴みに行きます。

後半開始早々にチャンスが訪れます。
後半3分。相手コーナーキックを坂元が前線にクリアし、相手DFの背後に流れたところを塩尻が回収します。
相手DFに体をぶつけられながらも倒れずにそのままドリブルで持ち運びGKをかわしシュート。
2-2の同点とします。
後半10分には相手の素早い1タッチプレーから背後に抜け出されピンチを迎えますが、GK川中の素晴らしい対応で失点を許しません。
攻防は更に激しくなっていきます。
後半18分。塩尻、木村のコンビでゴールに前進し左サイドの坂元にパス。
坂元が得意のカットインからシュートを放つもGKに阻止されます。
後半19分には岡崎が中央でボールを奪い、前線の塩尻にパス。
塩尻が鋭いターンから相手を1枚剥がしゴール前で木村と2対1の状況を作り出しますが惜しくもゴールとはなりません。
後半20分。アタッキングサードに侵入され1タッチ、2タッチとテンポ良くゴール前まで崩されてしまいそのまま得点を許し2-3となります。
しかしこのままでは終わりません。
後半27分。川中のパントキックから木村が相手DFと競り合い、セカンドボールを塩尻がヘディングで相手の背後にパス。
そこに反応した丸尾が相手に体をぶつけられながらも上手くシュートを流し込み3-3の同点とします。
攻防が激しく上下運動もありお互いに足が少しづつ止まりだす中、交代カードを切ります。
西川、荒本、山元を投入し勝ち越しを狙いにいきます。
後半30分には、右サイドで受けた西川がドリブルで相手を1枚剥がし素晴らしいクロスを入れますが、惜しくも得点とはなりません。

最後まで走り続け得点を奪いにいきましたが3-3の同点の同点で試合終了となりました。

全国大会という大きな舞台で緊張もありなかなか満足のいく自分達のサッカーはできませんでしたが、選手たちは最後まで走り続けて真っ向勝負を続けてくれました。
明日からも連戦が続き厳しいゲームが予想されますが、チーム全員でグループリーグ突破に向けていい準備をします。

本日は北海道という遠方にもかかわらず保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様が駆けつけていただき、大変感謝しております。
少しでも皆様の期待に応えられるように戦いますので明日も引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)