セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) グループステージ C組 ヴィクサーレ沖縄ジュニアユース戦|レビュー:

2023.08.17
2023年8月17日(木)第38回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 グループステージ C組
セレッソ大阪西U-15 4-1 ヴィクサーレ沖縄ジュニアユース
試合詳細 >
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本日、日本クラブユース選手権(U-15)Cグループ ヴィクサーレ沖縄ジュニアユース戦が音更町サッカー場Bにて行われました。

勝利すればグループステージ突破が決まる大事な一戦。
試合はヴィクサーレ沖縄ジュニアユースのキックオフでスタートします。

立ち上がりから前日の試合の反省を活かし、DFラインをしっかり揃え前向きの状態で相手の攻撃に対応します。
前半7分にゲームが動きます。中央で相手ボールをインターセプトした大島が前線の塩尻へパス。
それを受けた塩尻が、ドリブルで運び相手を1枚剥がしてシュートを放ち先制に成功します。
先制後もボールを保持する時間が続き、ボランチの大島、丸尾が積極的にボールを受けテンポ良くボールを動かします。
両サイドの西川、坂元も得意の推進力のあるドリブルで攻撃を活性化させ、守備の面でもハードワークし相手に流れを渡しません。
前半10分、相手ボールを奪った塩尻がドリブルで相手コートまで侵入し、塩尻→坂元→大島→丸尾へと渡り、丸尾が木村との素晴らしいワンツーからペナルティエリア内に持ち込みシュートを打ちますが、惜しくも枠を捉えることができません。
得点とはなりませんでしたが、人とボールの連動性がある好プレーでした。
相手も前線に目掛けてロングボールを多用してきますが、海保・長谷川を中心に安定した守備で攻撃を跳ね返します。
さらに加点したい中、前半22分でした。
坂元が起点になり、丸尾→大島へとボールが渡り背後への浮き球を西川が折り返したところに、坂元が反応しシュートを放ち相手のOGとなり2-0とします。
前半33分。相手のクリアボールを長谷川がしっかりと対応し前線にボールを送ります。
それを回収した塩尻から木村へとボールが渡り、木村から塩尻への素晴らしい足元へのスルーパスが通ります。
塩尻がGKをかわし冷静にゴールに流し込み追加点を奪います。

前半は3-0で折り返しハーフタイムに入ります。
ハーフタイムでは、距離をコンパクトし起点を作りにいくこと、守備の時に常に声をかけ続けることを共有し後半に入ります。

後半スタートから、國吉、片山、エゼモクェを投入し追加点を狙いにいきます。
後半立ち上がり5分、途中交代の國吉が魅せます。
中央で大島が相手をドリブルで剥がし、國吉がバイタルエリアでボールを引き出します。
相手の意表をつく背後への浮き球に反応した坂元がゴールネットを揺らし4-0とします。
國吉の遊び心のあるテクニックが光った1プレーでした。
後半11分、力石を投入します。
得意の1タッチや足元の技術を活かし中央でボールをさばきます。
後半16分。中央で受けた力石からエゼモクェへとボールが渡り、エゼモクェがドリブルで相手DFを剥がしペナルティエリア内まで侵入しシュートを放ちますが惜しくも枠を捉えることができません。
後半23分米田を投入し、ゲームを落ち着かせにいきます。
しかし後半31分でした。左サイドからのクロスのこぼれ球に反応され失点し4-1となります。
得失点差でグループリーグの順位も左右される中での痛い失点となりました。
後半37分、疲労困憊の中、津田が起点となりチャンスを演出します。
左サイドから相手のギャップに鋭いパスを通し、それを受けた坂元が上手く前を向きオーバーラップした津田にパス。
津田の素晴らしい左足からのクロスに國吉が合わせ5点目かと思われましたがオフサイドの判定となりそのまま4-1で試合終了となりました。

FC多摩との勝点、得失点差、総得点、当該チーム同士の対戦結果全てが同率となったため抽選となりましたが、抽選の結果Cグループ1位通過が決定し8月19日からのノックアウトステージ進出の権利を勝ち取ることができました。

休息日を挟み、8月19日ベガルタ仙台戦に向けて全員でいい準備をしベスト16に進めるように頑張ります。

本日も北海道という遠方にもかかわらず保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様が駆けつけていただき、大変感謝しております。
ノックアウトステージも引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。



(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)