セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) ラウンド32 ベガルタ仙台ジュニアユース戦|レビュー:

2023.08.20
2023年8月19日(土)第38回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 ラウンド32
セレッソ大阪西U-15 3-3 ベガルタ仙台ジュニアユース
試合詳細 >
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日本クラブユース選手権(U-15)ラウンド32 ベガルタ仙台ジュニアユース戦が中札内交流の杜Cにて行われました。

試合はベガルタ仙台ジュニアユースのキックオフでスタートします。
立ち上がりからセレッソ大阪西が前線の塩尻、木村を中心にアプローチをかけたのを合図に全員が連動し前向きでボールを奪うシーンが多く見られます。中央でも大島、丸尾がボールを上手くさばき攻撃を組み立てます。
前半11分にゲームが動きます。相手のビルドアップに対し、相手のモーションを盗んだ木村がうまくボールを回収しそのままゴールへと流し込み先制します。
その後もセレッソ大阪西のペースでゲームが進み、ゴール前でのチャンスが生まれますが仕留めきれず追加点を奪えません。
しかし前半アディショナルタイムに、セットプレーのチャンスを与えてしまいます。
一度はGKの川中がパンチングでクリアしますがセカンドボールを拾われそのままゴールに流し込まれてしまい1-1の同点となります。
前半は1-1で折り返しハーフタイムに入ります。

ハーフタイムではゴールから逆算し確率の高いプレーを選択すること、起点になる数を増やすことを共有し後半に入ります。

後半スタートから西川、坂元を投入し追加点を奪いにいきます。後半も立ち上がりから攻守共にセレッソ大阪西がペースを握ります。
そんな中、後半3分。木村から左サイドの坂元へボールが渡り得意のドリブルで相手をかわし左足でシュートを放ったこぼれ球に反応した塩尻がゴールネットを揺らし2-1とします。
後半7分、津田が起点となりゴールを演出します。相手ボールを奪った津田が木村へ鋭い縦パスを入れ、木村が上手くサポートに入った大島へとパス。その大島から塩尻へとパスが渡り、パスを受けた塩尻が相手を剥がしそのままシュートを放ち3-1とリードを広げます。
しかしその5分後、右サイドから起点を作られてしまいクロスがそのままゴールに吸い込まれ3-2となります。失点後も全員で声をかけあい球際の攻防を制するシーンが見られます。
このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム。ペナルティエリア内でハンドの判定を受けPKを与えてしまいます。運良くクロスバーに助けられるも、こぼれ球に反応され失点し3-3となります。

後半3-3で終了となり、PK戦に突入します。全員でもう一度円陣を組み、ピッチに入ります。
セレッソ大阪西は後攻となります。相手の1人目のキッカーが決めた後、セレッソ大阪西1人目のキッカーは木村。コースを狙って蹴りますが相手GKに阻まれてしまいます。相手の2人目のキッカーが外し、セレッソ大阪西は塩尻が決めて同点とします。その後、相手の3人目が決めた後、大島も決めて食らいついていきます。相手の4人目が決めますが、こちらは丸尾がクロスバーに嫌われ2-3となります。
相手5人目に決められたら試合終了の状況でしたが、相手のシュートはゴールポストに当たり入りません。セレッソ大阪西5人目の海保が、ここは落ち着いて決め再び3-3の同点となります。
ここでチャンスが訪れます。相手6人目のシュートを川中がセーブし、決めれば勝利の状況となりました。しかしながら西川のシュートはGKに読まれゴールすることができません。そして相手7人目が決めた後、長谷川が外してしまい3-4で終了となりました。

試合後、泣き崩れる選手が多く非常に悔しい結果となってしまいました。選手達の今大会に賭ける意気込みがとても大きく、すぐに切り替えることができませんでした。
目標にしていた全国優勝はできませんでしたが、間違いなく選手の今後にとって意味のある大会になったと思います。
サポートしていただいたクラブ関係者、保護者やサポーターの皆様には大変感謝しております。
またいつもご支援していただいているハナサカクラブの皆様に厚く御礼申し上げます。

クラブユースはここで敗退となりましたが、残りの大会ではもっと成長した姿が見せられるように選手・スタッフ一同精進して参りますので今後ともよろしくお願いいたします。

(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島 高行)