2023年11月12日（日）高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権大会関西地域プレーオフ 準々決勝
セレッソ大阪西U-15　0-0　セレッソ大阪U-15
試合詳細 >
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高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権 関西地域プレーオフ3回戦セレッソ大阪U-15戦がSBSロジコム吉祥院公園球技場で行われました。セレッソダービーとなったこの試合、互いに高いモチベーションで入り立ち上がりから激しい試合展開になります。
セレッソ大阪西は前線の塩尻、木村をターゲットに相手の背後目掛けて攻撃を仕掛けますが、相手のコンパクトな守備をなかなか崩せずフィニッシュまでいくことができません。自陣に押し込まれる展開が続き、ビルドアップ時にテンポが上がらず安易なパスミスからショートカウンターを受けますが海保、長谷川を中心に上手く守りきります。中盤の丸尾、大島が起点になる回数が少しずつ増え相手コート内に侵入し得点を奪いにいきます。1本通れば1点というラストパスが中々通せず、相手の粘り強い守備を崩すことができません。
前半は0-0のスコアレスで折り返します。

ハーフタイムでは、1対1(個人)で負けないこと、相手にのまれずいつも通りのプレーをすることを共有し後半に入ります。

後半立ち上がりから積極的に前線の塩尻、木村がプレスをかけにいき相手のミスを誘います。前向きの状態でボールを奪取する回数が増えボールを保持する時間が続きますが自分達のスピード感で前線にボールを運ぶことが出来ません。木村がボールを引き出しドリブルからシュートを放ちますが相手DFにブロックされコーナーキックのチャンスを得ます。塩尻のコーナーキックに海保がヘディングで合わせますが惜しくもクロスバーに阻まれ得点となりません。
後半に入ってからも激しい攻防が続き、いつ得点が入ってもおかしくないアラートな状況の中試合が進みます。お互いに得点機を決めきることができず試合0-0で終了となりPK戦に突入します。

先攻はセレッソ大阪西U-15、後攻はセレッソ大阪U-15でPK戦が始まります。
1人目のキッカーは塩尻。きっちり決めて次にバトンを繋ぎます。
相手のキッカーも決め、２人目のキッカーは丸尾。気持ちの入ったキックをしっかりと決めます。
相手の2人目のキッカーも決め、3人目のキッカーは大島。自分の間で気持ちを作り、しっかりとコースに決めます。
ここでGK金谷がみせます。3人目のキックを素晴らしい反応でセービングし4人目に繋げます。
4人目のキッカーが、コースを狙って蹴りますが相手GKにコースを読まれ止められてしまいます。
相手の4人目が決め、決めなければ厳しい状況になる緊張感のある中、こちらの5人目がボールをセットします。しかし枠を外してしまい、相手5人目のキッカーが決めれば勝利が決まる状況となります。相手の5人目が決め0-0（PK3-4）準々決勝で敗退となってしまいました。

いつも通りの自分達のサッカーをさせてもらえず非常に悔しい敗戦となりました。
しかし見ている人の胸を熱くさせ心を打たれる素晴らしい好ゲームをしてくれた両選手には感謝しかありません。
もっとこのメンバーで試合がしたかった、全国で戦いたかった、、色々な感情がある中泣き崩れる選手もいましたがこの貴重な経験を活かして彼らがプロのキャリアに進むために次のステージで頑張ってもらいたいと思います。
本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、遠方まで温かいご声援ありがとうございました。3年生は今大会で公式戦は最後となりますが、それぞれ違うステージで必ず飛躍してくれるはずです。
今後も引き続き彼らのサポート、ご声援をよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

(セレッソ大阪西U-15コーチ　中島高行)