セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) グループステージ E組 アンフィニ札幌戦|レビュー:

2024.08.10
2024年8月10日(土)第39回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 グループステージ E組
セレッソ大阪西U-15 6-0 アンフィニ札幌
試合詳細 >
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本日、第39回日本クラブユースサッカー選手権大会(U-15)大会 グループステージE アンフィニ札幌戦が札幌サッカーアミューズメントパークにて行われました。

北海道ということもあり、関西よりも気温が低く少し風のある中、アンフィニ札幌のキックオフで試合がスタートします。
立ち上がりから主導権を握りたいところでしたが、前半2分にボールロストからセンターバックとサイドバックのギャップにスルーパスを通され、あわや失点というシーンでしたがGK川中のファインセーブで事なきを得ます。
しかし、ここからセレッソ大阪西がボールを握る時間が続きます。ボランチの森、力石が起点となりボールをテンポよく動かしながら攻撃を構築します。
前半5分。前線でボールを引き出した國吉から山元へとボールが渡り、岡崎へ点から点へのパスを合わせます。その岡崎がボックス内に侵入し右足でシュートを振り抜きますが、惜しくも枠の外へと外れます。山元が相手のセンターバックと駆け引きするのに対し、空いたスペースで國吉が味方からボールを引き出しチャンスを演出するシーンが続きますが、得点にはいたりません。
相手も2トップが縦関係になり前線で起点を作りにきますが、長谷川と津田がコミュニケーションをとりながら上手く対応し、相手に自由を与えません。
前半13分。谷口からパスを受けたエゼモクェが森へパス。森が相手のラインを破る鋭い縦パスを國吉が1タッチで上手くフリックし、3人目でペナルティエリア内に侵入したエゼモクェがゴール左上に強烈なシュートを突き刺し、1−0とします。
前半25分。岡崎からボールを受けた國吉が相手の背後に絶妙なスルーパスを出し、反応した岡崎が上手くゴールに流し込み2−0とします。
その2分後。ハーフライン付近で森が倒されFKを得ます。津田の素早いリスタートから長谷川が右サイドに展開し、岡崎へとボールが渡ります。ボールを受けた岡崎が得意のドリブルで相手を剥がし、山元の空けたスペースに上手く入った國吉にパス。國吉がシュートモーションに入ろうとし相手に対応され、ごぼれたボールに山元が反応しシュートを突き刺し3-0とリードを広げます。
その後も果敢に攻め続けますが、追加点は奪えず、前半は3-0で折り返します。

ハーフタイムでは、攻守ともに後ろの選手と前の選手が繋がり続けることを共有し、後半に入ります。

後半に入ってからも相手はビルドアップで少しづつ前進しながらサイドバックの背後を目がけてロングボールを入れてきますが、両サイドバックの寺本、エゼモクェが対応し、サイドハーフの選手もプレスバックで挟んでボールを奪うシーンが見られます。
後半11分。相手のボールをインターセプトした森が1タッチで山元へパスし、2列目から飛び出した力石がボールを受け切り返しで相手を剥がし、左足でシュートを流し込み4-0とします。
飲水タイムで林、片山を投入し、さらに加点を狙いにいきます。
後半18分。森のインスイングのコーナーキックがゴールラインを割り5-0とします。途中出場の林、片山がそれぞれの特徴を出しながらチームに安定感と勢いをもたらします。自陣のビルドアップでは、林が上手くポジションをとりながらボールを配球し、攻撃のリズム作り出します。片山も得意のドリブルで相手DFを切り裂き、シュートまで持ち込みますが、惜しくもゴールを奪うことができません。
後半33分。村上、野山を投入し、試合をクローズしにいきます。
後半アディショナルタイム。ラスト1プレーのコーナーキックのチャンスから、長谷川がヘディングで上手く合わせ、6-0とし試合終了となりました。

グループリーグ第1戦ということもあり、独特の緊張感と不安もあった中で、今それぞれのポジションで取り組んでいることが見られ、収穫のあるゲームとなりました。しかし、立ち上がりのピンチの迎え方や、決め切るところで決めきれないシーンは課題としてしっかり受け止め、明日以降のゲームに向けて修正していきたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、遠方まで温かいご声援ありがとうございました。
明日以降も連戦が続きますが、引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)


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