2024年9月22日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2024 関西サンライズリーグ2部 第19節
セレッソ大阪和歌山U-15 3-2 S.C.INTERNACIONAL JAPAN
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2024関西サンライズリーグ2部第19節 vsS.C INTERNACIONAL JAPANがナラディーアBで行われました。
雨が降りしきる中、試合がキックオフされた立ち上がりは、相手のシンプルなロングフィードと前線からの激しいプレスを受けて自陣でのプレーを強いられてしまいます。
そんな中前半10分、奪ったボールを素早く、前線へ送りカウンターを仕掛けます。FWが泉本がタイミングよく抜け出して、GKと1vs1の場面を迎えましたが、シュートは相手GKにセーブされてしまい、得点とはなりませんでした。その直後にも、同様にFW宮井が前線で起点となり、泉本へラストパスを送り、シュートまで持ち込むことができましたが、決め切ることができません。
前半20分が経ち、給水タイム直後には更に雨足が強まります。ピッチには水が溜まり始めた場所もあり、セレッソのいつも通りのプレーができず、また相手の長所であるパワフルなプレーがより発揮されやすい状況となっていきます。立て続けにCKのピンチを迎えましたが、全員が高い集中力を保ち、身体を張った守備でピンチを凌ぎます。こちらも普段通りのプレーではなく、相手の背後をより狙いにいくプレーに切り替えていきます。
前半27分、相手の背後を奪い、右サイド深い位置でフリーキックのチャンスを作ります。そのフリーキックをDF植林がファーサイドで合わせて先制点を奪います。その後も、相手のセットプレーでピンチを迎えましたが、集中を切らす事なくプレーして、前半は1-0で終了となります。
ハーフタイムには、前半できていたことを後半も続けること、ピッチや相手のプレーなど、状況が目まぐるしく変わることを想定して状況に応じたプレーができるようにすることを確認します。
後半も相手は前へ力強くプレーし、自陣へ押し込まれる展開が続きます。
後半9分、セットプレーのピンチを一度は凌ぐことができましたが、直後のスローインからクロスボールをゴール前へ入れられてしまい、そのボールをヘディングで決められてしまい、1-1となります。その後も押し込まれる時間帯が続きましたが、粘り強くプレーします。
後半20分、DF田中が相手DFラインへ右サイドからボールを流し込み、そのボールへ宮井が反応します。宮井はスピードに乗ったまま、ゴール前へドリブルで侵入していき、そのままフィニッシュ。ゴールは左サイドネットへ吸い込まれていき、2-1とします。勢いに乗ったセレッソは相手のDFの背後を狙い続けて更に追加点を奪いにいきます。
後半30分、先制点同様に右サイド深い位置でフリーキックを獲得します。谷上が蹴ったボールを今度はニアサイドで泉本がヘディングで合わせて追加点を奪い、3-1とします。
その後は試合終了間際に、ゴール前混戦から失点してしまいましたが、3-2で試合終了となりました。
本日も保護者、サポーター、関係者の皆様、応援していただきありがとうございました。
試合終了後には、勝利の喜びを爆発させる選手もいましたが、多くの選手の安堵した表情が印象的でした。ここまでとても苦しい、厳しい期間を過ごしてきましたが、全員で乗り越え勝利を掴むことができました。雨の為ピッチ状況が悪く、自分たちの得意とするサッカーができない環境で、今までであれば逆転を許してしまうような試合展開ではありましたが、選手たちが考え、勇気を持って戦い、成長したことを結果をもって証明することができました。
リーグ戦は残り試合になりましたが、成長を止めることなく、リーグ戦で取りこぼしてきた勝ち点を取り返していきます。
引き続き、温かいご声援よろしくお願いいたします。
(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 但馬 佳樹)