セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第10節 S.C.INTERNACIONAL JAPAN戦|レビュー:

2023.05.03
2023年5月3日(水・祝)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第10節
セレッソ大阪和歌山U-15 0-3 S.C.INTERNACIONAL JAPAN
試合詳細 >
------
S.C. INTERNACIONAL JAPANは、前線にスピードのある選手を配置し、激しいプレスから鋭いカウンターを仕掛けてくるチーム。
序盤からビルドアップで相手のプレスに苦しみ、うまく試合に入れません。
開始早々、2分にCKから失点し、いきなりリードを許してしまいます。
その後も相手の推進力に押され、なかなか自陣からボールを進められない時間が続きます。
15分を過ぎたあたりから徐々に相手のプレスも落ち着き始め、ボールがつながり出します。しかし、なかなか相手の背後を攻略できず、良い形でシュートを打てません。
相手を押し込み始めた前半終盤、相手ペナルティエリア付近で少しパスがずれたり、思い切りの良さが出ず、シュートを打ちきれません。そんな中、アディショナルタイムにカウンターを受け、失点。
0-2で試合を折り返します。

後半はMF前田・井岡が前を向いてボールを保持する場面が増え、2人から相手DFの背後へパスが通り始めます。
前線の選手がその抜け出しますが、オフサイドにかかったり、コントロールが乱れる事が多く、シュートを打つに至りません。
後半から左SBに入った櫻井のパスからもリズムが生まれますが、決定的なチャンスをつくれないまま時間が過ぎていきます。
相手は前半同様、ボールを奪うとすぐに前線の選手へロングボールを送り、粘り強いプレスでこちらを押し込んできます。
73分には再びCKから失点し、3点のリードを奪われ、非常に苦しい展開に。
その後もビルドアップの機会が多く、前進していきますが、ゴールは奪えず、0-3で試合終了となりました。

キックオフ直後から相手の勢いを受けるような形となり、そのまま押されるような試合でした。
しかし、その勢いの逆をつくアイディアは少しづつ身につき始めてはいます。
望んでいた結果とは違う形になり、非常に悔しいですが、結果や技術不足だけに目を向けるのではなく、チームやそれぞれの選手たちに芽生え始めているものに向き合うことが重要だと感じています。
結果が出るまで、もう一歩なのか二歩なのかは分かりませんが、間違いなく成長してきています。その成長速度を速められるよう、また練習に励んでいきたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U−15コーチ 北口雄一)