セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 関西プレーオフ 準決勝 大阪市ジュネッスフットボールクラブ戦|レビュー:

2022.11.13
2022年11月13日(日)高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 関西大会 プレーオフ 準決勝
セレッソ大阪U-15 1-1 大阪市ジュネッスフットボールクラブ
試合詳細 >
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本日、 高円宮杯JFA第34回全日本U-15サッカー選手権大会 関西地域プレーオフ準決勝 大阪市ジュネッスフットボールクラブ戦がHFA明石フットボールセンターで行われました。

試合は大阪市ジュネッスのボールでキックオフ。
普段は丁寧にボールを繋いでくる相手ですが、この日は立ち上がりからロングボールを主体に攻撃を仕掛けてきました。そんな相手に対して、前線で起点を作らせずに回収したボールを保持しながら攻撃を組み立てていきます。ボールを保持しながら、相手を押し込んで何度もゴール前まで迫りますが、最後の部分で積極性と精度を欠いてしまい得点を奪う事はできません。
すると、23分に一瞬の隙を見せてしまい簡単に先制点を奪われてしまいます。
先制点を奪ったことで割り切って自陣に多くの人を割いてきた相手に対して、終始押し込んで試合を進めていきますが、ボールを失ってからのカウンターを必要以上に警戒してしまったのかプレーが遅く、また相手ゴールから距離があるところでラストパスを狙い過ぎてしまい決定機を作り出すことができませんでした。
結局、時間だけが経過して前半を1点のビハインドで折り返すこととなりました。

後半も前半と変わらない展開が続いていきます。
ボールを動かしながら相手ゴール前に迫り、42分にGK正面、55分にはポスト直撃のシュートを平山が放つなど、惜しいところまで行きながらも得点を奪うことができません。試合を終始優勢に進めながらもなかなか得点が奪えないこと、ボールを失った後のカウンターを警戒することや相手が早い時間で時間稼ぎをしてきたことも重なり、選手達に焦りが見え始めます。攻撃を仕掛けていく中で簡単なミスや判断を早まってしまい、相手にとって危険なところを突いていくことが出来ず、ボールを失った流れからカウンターで自陣まで押し返されてしまい一進一退の攻防を繰り返していきました。決定打を繰り出せずに時間がなくなり、試合終了かと思われた80分+1分にスコアを振り出しに戻すことに成功します。途中出場の谷本が左サイドを抜け出すと、カットインから中央へ侵入してシュートを打ちます。シュートは相手DFに当たってコースが変わりながらもゴールへと吸い込まれていき、土壇場で同点としました。
試合はこのまま1-1で終了して、PK戦へと突入しました。

ここで途中出場の瀧が活躍します。
相手の3人目のキッカーのキックを完璧に読み切り、左に飛んでセーブをします。
続く4人目のキッカーが枠を外した相手チームに対して、セレッソはキャプテンの平山をはじめ、安田、上山、小野田の4人が確実に決めて、PK戦を4-2で勝利しました。

この結果、来週11/19(土)に行われる全国大会の出場権をかけた千里丘FCとの決勝戦へと駒を進めることとなりました。

非常に難しい試合展開でしたが、途中出場の選手の活躍もあり勝利することが出来ました。しかしながら、技術ミスが多く、相手を見てプレーすることにも課題がありました。それらが攻撃での怖さを出せず、相手の守備を脅かせなかった要因となり、苦戦する展開を自ら招いてしまう結果となりました。
幸い勝利をしたことで次に繋がりました。また来週の決勝戦に向けてチーム全体で課題に目を向けて、決勝戦では良いプレーを披露できるようにトレーニングに取り組んでいきたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチ
上野 秀章