セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 関西プレーオフ 決勝 千里丘FC戦|レビュー:

2022.11.19
2022年11月19日(土)高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 関西大会 プレーオフ 決勝
セレッソ大阪U-15 4-1 千里丘FC
試合詳細 >
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本日、 高円宮杯JFA第34回全日本U-15サッカー選手権大会 関西地域プレーオフ決勝 千里丘FC戦がOFA万博フットボールセンターで行われました。

試合はセレッソ大阪のボールでキックオフ。
立ち上がりからボールを保持して攻撃を仕掛けるセレッソに対して、千里丘FCはボールを保持すれば、すぐに前線の選手にボールを放り込み、そこから攻撃を組み立てようとしてきます。
相手のロングボールに対してDF陣がしっかりと対応をして、回収したボールを攻撃に繋げて、相手コートでプレーする時間を長くしていきました。
優勢に試合を進めるものの、19分に決定機を逃してしまうと、その後は相手ゴール前までは数多くボールを運んでいくも、相手にとって脅威を与えるプレーを作りだせずに時間が経過していきます。
すると、32分でした。
左サイドからゴール前にボールを入れられてしまうと、自陣ゴール前中央でボールをうまく処理をすることができず、ルーズボールを相手に蹴り込まれて先制点を許してしまいました。
先制点を奪われ、1点のリードを許して前半は終了しました。

リードを許して迎えた後半、入りこそ良かったものの43分にポスト直撃のシュート、45分にもサイドを突破されてしまい、あわやという場面を作られてしまいます。
立ち上がりのピンチをなんとか失点をせずに乗り切ると、セレッソも46分に小野田、48分にも藤田がチャンスを迎えるなどして主導権を相手に渡しません。
さらに攻勢を強めていきたいところでしたが、一進一退の攻防が続く中で、前線と中盤の距離感が悪くなり、奪ったボールを効果的に前に進めることが出来なくなってしまいました。
しかし、飲水タイムに差し掛かろうとしていた59分についにゴールが生まれます。
右サイドで起点となった小野田から途中出場の谷本へパスが通ります。ゴール前中央でパスを受けた谷本がこれを確実に決めて、同点としました。
このゴールをきっかけに飲水タイムを挟んでからはセレッソのペースで試合は進んでいきます。
64分に再び小野田と谷本のコンビでゴールを奪います。右サイドを突破した小野田のグラウンダーのクロスを、ファーサイドに走り込んだ谷本が合わせて逆転します。
畳み掛けるセレッソは、直後の65分にも刈田のパスを受けた小野田が反転からシュートを叩き込み3-1と相手を引き離しました。
71分に選手が1名退場してしまったのをきっかけに、終盤は押し込まれる時間が長くなりますが、チーム全員で体を張って守り抜きます。
押し込まれる時間が長くなる中、77分に右サイドの安田がドリブルで突破を試みます。これは惜しくもDFに阻まれますが、ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾った伏見がゴール前中央にいた小野田へパス、このパスを小野田がゴールへと流し込んで4-1とします。試合はこのままタイムアップ。

先制点を奪われて苦しい展開でしたが、後半に勝負強さを見せて4-1で勝利することが出来ました。この結果、12月10日から行われる全国大会に出場することが決まりました。

今日の試合では、いつも以上に選手達の勝ちたい気持ちを感じることが出来ました。
攻守において取り組んでいることを良い形で表現できる回数も多かったように思います。しかし、まだまだ技術的なミス、状況判断やサッカーの理解をもっと深めていかなければいけないと感じるプレーもたくさんありました。
全国大会へ進めたことで、チームとしても個人としてもさらに成長する機会ができました。
良いプレーをさらに向上させ、課題を改善していけるように各々が意識を高く取り組み、短い準備期間でも選手達の成長を促していきたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。


セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章