セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ1部 第19節 千里丘FC戦|レビュー:

2023.09.16
2023年9月16日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ1部 第19節
セレッソ大阪U-15 3-3 千里丘FC
試合詳細 >
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高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ 2023サンライズリーグ1部 第19節千里丘FC戦がフレスカ第2グラウンドで行われました。
試合は序盤から相手の前線からのプレスに対してうまくプレスを剥がし切ることが出来ずに、なかなか前進する事ができません。ショートカウンターからピンチを迎えてしまうという場面も。
前半4分、右サイドからPA内に侵入され、DFラインとうまく入れ替わられた相手FWに抜け出されてしまいます。GKの坂田と1対1のピンチを迎えますが、ここは坂田がタイミングよくボールをブロックし、ゴールを割らせません。
時間の経過と共に、次第に相手のライン間でボールを受け出すと、相手陣内に攻め込む機会が増えていきます。
すると前半12分、中盤にボールを受けに落ちた内海がうまくボールを納め前を向くとそこから右サイドの永添にパス。永添がボールを運び、PA付近で中央に攻め上がった内海へパスを送ります。このパスを受けた内海が冷静にゴールに流し込み先制点を挙げます。
続く21分には、左サイドでパスを受けた中辻がゴール前で動き出した永添にピンポイントでクロスを送ります。このパスを永添がダイレクトで合わせゴール。追加点を奪います。
さらに25分には、再び内海が中盤で起点になり、相手のプレスの逆をとると、そこからサイドへ展開。右サイドを攻め上がった上野がPA内でボールを受けると、強烈なシュートを放ちます。シュートはゴールポストに弾かれますが、ルーズボールを田川が頭で押し込みゴール。3点目を決めて相手を突き放します。
その後、少し相手に押し込まれてしまい、CKなどで危ない場面を作られますが、GKの坂田を中心に相手の攻撃を跳ね返します。
流れが悪い時間をしっかり抑え、決めるべき所をきっちり決め切る事ができ、非常に良い展開でハーフタイムを迎えます。

ハーフタイム、ここで緩めず後半更に相手を突き放そうと攻守の確認をして、後半に臨みます。
しかし後半開始直後いきなりピンチを迎えてしまいます。

相手の勢いのいい突破に対してこちらの守備が軽く、対応が後手になってしまうと、あっという間にPA内に侵入されてしまいます。ここで対応したDFがPA内で相手を倒してしまいPKを取られてしまいます。
そしてこのPKをきっちり決められてしまい、早々に1点を返されてしまいます。
続く43分にも相手の左サイドの突破を抑える事が出来ずPA付近までボールを運ばれると、中へのカットインからシュートを打たれてしまいます。このシュートがブロックしにいったDFに当たりコースが変わったボールがゴールに向かい決まってしまいます。
早い時間に1点差に詰め寄られてしまい相手に活力を与えてしまうと、なかなか思うようにパスが繋がらずリズムを作る事が出来ません。
すると51分、相手のCKのこぼれ球が混戦になった所を寄せきれずシュートを打たれてしまいます。そしてこれが決まってしまい、同点に追いつかれてしまいます。
30℃を越える気温と湿度も高く、非常に蒸し暑い中でのゲームということもあり、選手の疲労感もピークに達してきます。なかなかコンパクトな距離感でゲームを進められず、ここからオープンな展開に。
そんな中、お互いにチャンスを迎えるものの最後の所で決め切る事が出来ずに、試合はこのまま3-3で勝ち点1を分け合う結果となりました。

今日も遠い会場での試合にも関わらずサポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、最後まで温かい声援をありがとうございました。
残念ながら満足のいく結果を収める事が出来ませんでしたが、この試合で出た課題をしっかりと振り返り、練習で共有・改善してまた次の試合でしっかりと表現出来るようにしていきたいと思います。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 相澤貴志