セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西1部 第5節 京都橘高等学校戦|レビュー:

2023.04.30
2023年4月30日(日)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第5節
セレッソ大阪U-18 1-4 京都橘高等学校
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部リーグ 第5節 京都橘高等学校戦が行われました。

試合開始早々、京都橘高等学校は激しいプレスとセットプレーで攻撃を仕掛けます。
相手のプレッシャーを感じてしまったのか、コントロールやパスが乱れます。受ける事も少なくなってしまい前進する事が出来ません。激しいプレスを掻い潜った際にも、前線での安易な技術ミスでボールを失ってしまいます。
徐々に相手プレスにも対応し始めた前半6分。中盤でボールを奪われると一気にゴール前までボールを運ばれます。ペナルティーエリア内でシュートを許し失点を喫します。
失点後、セレッソも反撃に出ます。前半17分、MF皿良の中央ドリブル突破からFW首藤へ繋ぎます。DFの股を抜く意表をついたシュートは惜しくもゴールキーパーの正面となり得点とはなりません。
直後の18分にも、MF皿良からMF清水そしてFW首藤へとテクニカルなコンビネーションで突破し、ゴール中央へクロスを送りますが、FW小野田のヘディングシュートはゴールを外れていきます。
決めきれない状況が続く中、相手は長いボールとロングスローで攻撃を仕掛けてきます。ディフェンスラインからの長いボールの目測を誤り、背後に流れたボールが青谷と1vs1になりますがここはディフェンスが戻り得点を許しません。
同点としたいセレッソ。前半終盤には中盤のパス交換から背後に抜け出し、1vs1の場面を迎えますがゴールキーパーに阻まれ得点出来ません。前半はこのまま得点を奪えず終了します。
ハーフタイムには、各選手が時間を使い過ぎているので技術を発揮する事。受けるを増やす事を確認し後半に入ります。

後半も相手は激しくプレスをかけてきます。
後半開始から10分間は、ロングボール後のセカンドボールの対応も相手が速く、自分達のボールにする事が出来ない状況が続きます。ルーズボールを拾う相手は、サイドをドリブル突破しクロスを配球しますが何とか跳ね返し、得点させません。
セレッソも反撃に出ます。後半14分青谷のゴールキックからFW小野田が直接1vs1の場面を迎えますが、ゴールキーパーに阻まれてしまいます。
続く後半15分でした。ハーフライン付近でのMF清水の巧みなヒールパスをMF佐野が前線へボールを送ります。FW小野田、MF西川とボールを繋ぎ、左サイドを駆け上がったDF伏見が左足を振り抜きゴールを奪います。
得点後も攻撃に出るセレッソでしたが、ここも安易なミスからでした。ハーフライン付近でのパスミスからカウンターを受けます。1vs1のセカンドボールを押し込まれ失点します。この失点以降、非常に簡単に得点を許してしまいます。
後半23分、27分、31分と全て自分達の技術ミスからとなります。立て続けに失点しましたが、それでも諦めない選手達は懸命にゴールに向かいます。
相手コーナーキックからのカウンター。前線まで上がってきた西川が抜け出しますが僅かにミート出来ず得点出来ません。その後は大きなチャンスは作れず試合終了となりました。

前節に続き連敗となってしまいましたが、逃げずに課題に向き合いたいと思います。
少しだけパスがズレる、コントロールが離れる。受ける事を忘れる。積み重ねがゴールを奪えず、ボールを失い、失点を重ねる。また、上手くいかない状況でも耐えるという力も必要だと感じた試合となりました。全て自分達次第だという事。
指導者、選手共に課題を受け止めて次節に向かいます。
本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 稲田 康志