セレッソ大阪スポーツクラブ

日本クラブユース選手権大会関西予選 京都サンガF.C.U-18戦|レビュー:

2023.06.11
2023年6月11日(日)第47回日本クラブユースサッカー選手権 (U-18) 大会関西地区予選
セレッソ大阪U-18 2-3 京都サンガF.C.U-18
試合詳細 >
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本日、第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関西地区予選 京都サンガF.C.U-18戦が行われました。
引き分け以上もしくは、敗戦の際にも他会場の結果によっては本大会への進出が決定する第3戦です。

試合開始早々、京都サンガF.C.U-18は激しいプレスをかけます。セレッソ大阪U-18は技術を発揮して前進を試みますが、止める/蹴るが僅かに乱れプレスを受ける形になります。
前半1分、早々に失点を喫します。DFラインでボールを失い、冷静に1vs1を決められます。
失点後も守備の時間が続きます。技術ミスによりボールを失い、失ったボールにも対応が遅れます。CKやFK、ロングスローの対応に追われますが何とか追加点は与えません。
前半15分を過ぎから、徐々に選手達の落ち着いたプレーが増え出します。
京都サンガF.C.U-18はピッチを大きく使い攻撃を試みます。サイドチェンジされるボールを狙っていたMF皿良。的確な予測でボールを奪いクロスを上げますが得点出来ません。
前半16分、19分と連続してチャンスを迎えます。相手のビルドアップミスを奪い、MF安藤からMFエレハクと繋ぎ突破を試みますが相手DFに対応されます。
MFエレハクのボール奪取からMF皿良、前線で素早く動き出すFW首藤にボールを送りますが僅かにオフサイド。
前半28分にはMF平山のボール奪取からFW首藤へ。相手DFに対応されますがボールが溢れ、1vs1のチャンスを迎えますが相手GKにブロックされます。
前半のうちに同点に追いつきたい所ですが、相手の戦術的な攻撃に対応が遅れた際にはボールをゴール前まで運ばれます。
ゴール前では自由を与えず得点を許しませんが、セットプレーやロングスローの対応に時間を費やし得点を奪う事の出来ないまま前半が終了します。

ハーフタイムには 止める/蹴る/受ける とにかく正確にプレーする事を確認します。

後半開始早々に試合は動きます。
後半1分、相手のドリブル突破に対しファールを取られPKとなります。GK青谷が懸命に腕を伸ばしますが僅かに届かず追加点を奪われます。
続く後半4分、相手のスローインをヘディングで対応しますがボールは後方へ流れます。DFが対応を誤り、そのままドリブル突破を許します。
GK青谷が対応しますが、落ち着いてボールを浮かされゴールを奪われます。
後半開始から大きなビハインドを負いますが選手達は冷静に攻撃を仕掛けます。
DFラインから速いパス交換で中央を崩していきます。中央を突破しますが僅かに前線への配球が合わず決定的な場面とはなりません。
そして前半28分、MFエレハクからMF安藤と繋ぎ、相手DFの対応から生まれたセカンドボールをMFエレハクがシュートを放ちゴールを奪います。
得点後も果敢に攻撃します。左サイドから展開されたボールをDF中山が受け、ゴール前に走り出すMF皿良へ意外性のあるボールを配球します。
MF皿良が合わせますがここは相手GKに対応されます。
続く31分にも左サイドからMF皿良がボールを受け、ペナルティーエリア内でシュートを放ちますが得点にはなりません。
攻撃に人数をかける分、カウンターを受ける場面が増えますがGK青谷DF桧山を中心に対応します。
そして後半37分、得点を奪います。MF平山からボールを受けたMF安藤はペナルティーエリア内を突破しGKと1vs1になります。
MF安藤のシュートは相手GKのブロックに合いますが、上空に上がったボールをMF皿良が非常に難易度の高いシュートを成功させます。
更に攻撃を続け同点としたいセレッソ大阪U-18でしたが、相手のカウンターへの対応が遅れファールとなり、このプレーで退場を命じられます。
数的に不利な状況でも得点を目指しますが、得点を奪えないまま試合終了となりました。

本日の結果により、予選リーグでは3位となりました。
1つの勝利がチームを蘇らせ、1つのゴールが選手を奮い立たせる。1つの技術を拘るとゴールに結びつき、疎かにするとゴールを奪われる。
勝利と敗北も、攻撃と守備も全てが日常が重要であるという事を再認識させられた3連戦になりました。
本大会への切符を懸けた戦いは来週も続きます。指導者、選手共に課題を受け止めて次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 稲田康志