セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西1部 第8節 興國高等学校戦|レビュー:

2023.06.25
2023年6月25日(日)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第8節
セレッソ大阪U-18 2-0 興國高等学校
試合詳細 >
------
本日、U-18高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部リーグ 第8節 興國高校戦が行われました。

セレッソ大阪U-18は細かいパス交換を中心に攻撃を仕掛け、対する興國高校はコンパクトな守備で対応します。
試合はお互いが様子を見合うような静かな立ち上がりとなりました。
セレッソ大阪U-18はボールを見る時間が長く、受ける事が遅く効果的に前進する事が出来ません。
時間の経過と共に、技術ミスから相手にボールを渡してしまう回数が増えていきます。
興國高校はピッチを広く使い攻撃を仕掛けてきます。戦術的な立ち位置からの攻撃に対し試合序盤は対応が遅れますが、
何とかゴール前で跳ね返し、決定機を作らせません。前半途中から徐々に選手達は対応し始めます。
前半21分、MF木實のインターセプトからFW小野田にボールを繋ぎますが僅かに合いません。
前半23分には、DF船見のボール奪取からMF木實、FW小野田へとボールを送りますがここも僅かに繋がりません。
攻撃の時間を増やしたいセレッソ大阪U-18でしたが、左サイドからの突破を許しグラウンダークロスを上げられます。
ファーサイドの対応が遅れフリーな選手を作ってしまいますが、僅かにボールが合わず得点を許しません。
すると決定機を何とか凌いだセレッソ大阪U-18にチャンスが訪れます。
前半41分、CB船見のボール奪取からMF鈴木へボールを送ります。
MF鈴木の落としたボールをFW西川がボールを運び左足で放ったグラウンダーシュートがゴール左隅に吸い込まれます。
非常に良い時間帯にゴールを奪ったセレッソ大阪U-18。前半残り時間はチャンスを与えずに終了します。


ハーフタイムにはボールを見ている時間を短縮し、速くボールを動かす事を確認します。

後半5分、MF木實のインターセプトからFW小野田へボールを送ります。
DFに対応されますが、溢れたボールを奪ったFW西川がファール受けFKを得ます。
得点のチャンスでしたが、MFエレハクのシュートはバーの上を越えていきます。
続く後半9分には相手ペナルティーエリア内で、MF木實 MF鈴木の連携で突破しクロスを配球します。
走り込んだFW西川が合わせますが、枠を外れます。
そして後半15分でした。攻撃を強めるセレッソ大阪U-18は追加点を奪います。またもMF木實のインターセプトからボールを受けたFW首藤が仕掛けます。
一度はDFの対応に合いますが、溢れたボールをMFエレハクが再度仕掛け、DFを交わし放ったシュートはゴール左上に突き刺さり追加点を奪います。
守備でも集中した対応を続けます。自陣深くで上げられたクロスもGK青谷が積極的なパンチングで対応します。
自陣エリア内でのドリブルにもDF船見が集中した対応を見せ、シュートをブロックします。
その後も攻撃では、MF安藤の相手GKの位置をよく把握したミドルシュート。
左サイドを突破したMF木實のクロスからチャンスを作りますが、追加点を奪えないまま試合終了となりました。


中断明けの今節、勝利を手にした選手達は評価すべきだと感じます。
しかし技術に関してはまだまだ改善の余地がある事。攻撃では決定機を更に作り出さなければならないと思います。
指導者、選手共に課題を受け止めて、修正し次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 稲田康志