セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西1部 第9節 ガンバ大阪ユース戦|レビュー:

2023.07.03
2023年7月2日(日)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第9節
セレッソ大阪U-18 1-1 ガンバ大阪ユース
試合詳細 >
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本日、U-18 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西 1部リーグ 第9節 ガンバ大阪ユース戦が行われました。
前節からナイターゲームとなり、気温の下がった中で試合に臨む事が出来ます。
ガンバ大阪ユースは戦術的な立ち位置から優位性を持ち、攻撃を仕掛けて来るチームです。

セレッソ大阪U-18は細かいパス交換を中心に攻撃を仕掛けます。試合開始早々、左サイドを突破したMF西川がクロスを送ります。
DFに対応されますが、溢れたボールを拾いDF安藤がミドルシュートを放ちます。
ゴールとはなりませんでしたが、得点を感じさせる立ち上がりとなりました。
守備では陣形をコンパクトに保ち、ボールを奪う事を意識します。的確な予測からの出足の早いプレスで相手に攻撃させません。
お互いが中盤でボールを奪い合う展開で試合は進みますが、技術ミスから相手にボールを渡す回数が増加していきます。
時間の経過と共に、戦術的数的優位を活かした配置からの攻撃に対応出来ない時間が続きます。
サイドから多くのクロスを配球されますが、中央では自由を与えず得点を許しません。
しかし前半26分、サイドを変える大きな展開を繰り返され、アプローチが出来なくなった所をミドルシュートを打たれます。
このシュートがゴールに吸い込まれ失点を喫します。
ビハインドを負ったセレッソ大阪U-18はMF皿良 MF木實が技術を発揮し、突破を試みますが相手に対応されます。
受ける事が非常に遅くボールロストを繰り返す時間が続きます。
中々決定機を作り出せない状況でしたが前半39分、得点が生まれます。
ピッチ中央でMF中山が相手DF背後にボールを送ります。相手DFとGKの連携ミスから溢れたボールを塩尻が押し込みゴールを奪います。
前半はこのままお互いにチャンスを作れず終了します。

ハーフタイムには全てが遅い事を認識します。速度を速め、技術を発揮する事を目指し後半に臨みます。

後半も相手はピッチを大きく使い攻撃を仕掛けてきます。
サイドからのクロスやセットプレーなど非常に多くの決定機を作られますが、GK青谷を中心にしっかりと対応します。
後半12分、耐える時間が続いていましたがGK青谷が前線へフィード。ボールを受けたMF西川が仕掛けますがDFに対応されます。
後半15分以降は、徐々に疲労の色が濃くなってきた相手に対しボールが繋がり始めます。
後半19分、MF木實からMF皿良がボールを受け、そのままシュートを放ちますがここは枠を外れます。
25分にはMF中山がミドルシュートを放ちますが右に逸れます。
続く30分にはGK青谷からMF首藤へ。MF皿良がボールを受けそのままシュートを放ちますがここも枠を外れます。
守備では、時間の経過と共にDFラインの準備が遅れ出しますが、DF平山 船見がゴール前で自由を与えません。
その後もMF清水 MF木實と早いパス交換で突破し攻撃を仕掛けますが、得点を奪えず試合終了となりました。

今期2度目の大阪ダービーは引き分けとなりました。
粘り強く、相手の攻撃を凌いだ事は評価出来る試合でした。
しかしゴールを奪う為の技術は勿論ですが、判断も向上させる必要があると感じます。
指導者、選手共に課題を受け止めて、修正し次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日も応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチリーダー 稲田康志