セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西1部 第10節 東山高等学校戦|レビュー:

2023.08.26
2023年8月26日(土)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第10節
セレッソ大阪U-18 3-0 東山高等学校
試合詳細 >
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高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023【関西】1部リーグ 第10節 東山高等学校戦が行われました。
非常に気温が高い中での試合開始となりました。東山高等学校は粘り強い守備を構築してくるチームです。

セレッソ大阪U-18は東山高等学校の高いDFラインに対し、ゴールに直結するロングボールを中心に攻撃を仕掛けます。しかし徐々に相手DFも対応します。すると後方からの短いパス交換で前進を試みますが、無駄なボールタッチが多くプレスを受けてしまい、効果的な攻撃をさせてもらえません。東山高等学校はDFラインでボールを動かしながら長いボールを使用し攻撃を仕掛けてきます。ボールがタッチラインを割ればロングスローやセットプレーで得点を狙ってきます。DF平山がしっかりと競り合い相手の攻撃を遮断し、的確な予測でセカンドボールを相手に渡しません。前半17分/22分には、相手ロングボールに対しての対応からチャンスを作ります。DF桧山が競り勝ちMF木實、FW西川と繋ぎます。FW西川がFW皿良へクロスを送りますが僅かに合いません。
飲水後からは速い展開でボールが繋がり、得点が生まれます。
前半26分、DF船見から相手中盤の背中でFW皿良がボールを受けます。無駄の無いボールタッチからFW西川へボールを送ります。相手GKとの1vs1を冷静に決め、先制に成功します。
続く27分には、FW小野田のプレスで相手のミスを誘いボールを奪います。FW小野田がそのままエリア内をドリブルで仕掛け、左足を振り抜き追加点を奪います。
前半残り時間も攻撃を仕掛けますが、僅かな技術の乱れから得点を奪えずに前半を終了します。

ハーフタイムには、プレーの決断から実行までに要している時間が非常に長い事。決断を速くする為に技術を明確にする事を確認し後半に臨みます。

後半は、立ち上がりから東山高等学校がプレスの強度を上げてきます。ボールを観る時間が長くなり簡単なパスが相手に触れられる場面が増加します。前半3分、左サイドでのボールロストからボールを運ばれエリア内でシュートを打たれます。ここは枠を外れ難を逃れます。
セレッソ大阪U-18は相手のプレスを掻い潜りチャンスを作り出します。DF藤井 FW皿良のテクニカルな連携からFW皿良がシュートを放ちますが惜しくもゴール左に逸れます。
飲水後に更にプレスの強度を上げてきた相手に対し中盤でのボールロストが増え、疲労の色が見え運動量が落ち始めます。相手がボールを動かす時間が生まれますが、選手達は踏ん張り対応を続けます。
後半35分、相手のビルドアップをDF平山がボールを奪い、FW小野田へボールを送ります。
FW小野田が冷静にゴールを奪い3点目を奪います。
残り時間ではセットプレーの守備機会が多くなりましたが、冷静に対応し試合終了となりました。

夏のクラブユース選手権を挟み、約2ヶ月ぶりに再開したプリンスリーグで勝利を掴み取った事は評価に値します。次戦も負けられない試合が続きます。指導者、選手共に課題を受け止めて、修正し次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチリーダー 稲田康志