セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西1部 第12節 阪南大学高等学校戦|レビュー:

2023.09.09
2023年9月9日(土)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第12節
セレッソ大阪U-18 1-2 阪南大学高等学校
試合詳細 >
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本日、U-18 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部リーグ 第12節 阪南大学高等学校戦が行われました。

セレッソ大阪U-18は阪南大学高等学校のコンパクトな守備陣系に対し、丁寧にボールを繋ぎ攻撃を仕掛けます。
阪南大学高等学校は組織的な守備を構築し、積極的にプレスをかけてきますがダイレクトプレーを織り交ぜ前進します。
一方阪南大学高等学校は長いボールを利用し得点を伺います。
試合開始から速い展開の攻撃を仕掛けますが、徐々に相手に対応され前進が出来なくなります。
相手のプレスを観てしまい、受ける事が遅れます。ボールを失う回数も徐々に増え押し込まれますがDF船見、伏見を中心に得点を許しません。
しかしコーナーキックやフリーキック、スローインの場面が増え相手の圧力を受け続けます。
冷静に対応し得点を与えない時間が続きましたが、前半28分のコーナーキックでした。
安全にクリアしたかと思われましたが、ボールの処理対応を誤り失点を喫してしまいます。
失点後も安易な技術ミスからカウンターを受け、終始効果的な攻撃は展開出来ないまま前半終了となりました。

ハーフタイムには、相手の位置に惑わされない事、お互いの距離感を近くする事を確認し後半に臨みます。

すると後半は試合が一変し、前半には見られないような速い展開で攻撃します。
後半2分、DF伏見、MF西川と繋ぎ、MF皿良の意表を付くターンで相手プレスを置き去りにします。
再度MF西川へボールを送りシュートを放ちますが得点には至りません。
続く後半6分には中盤でのボール奪取から抜け出したFW首藤のシュートは相手に対応されます。
10分にはMF清水のミドルシュート。徐々に得点の気配が感じられた後半11分でした。
ペナルティーエリア右角辺りからMF清水がゴールを狙います。
思い切り良く振り抜いたシュートは綺麗な弧を描きサイドネットへ吸い込まれました。
得点後も攻勢を強めます。守備では時折ボールロストからゴール前まで運ばれますが冷静に対応し相手の得点機会を阻止します。
一気に逆転したいセレッソ大阪U-18でしたが後半33分。自陣深くでの相手のスローインに対しての対応を誤り失点を喫します。
失点後は更に攻撃を仕掛けます。
MF皿良のミドルシュート。ボール奪取からのカウンター。ダイレクトプレーを駆使した中央突破を仕掛けますが得点を奪えません。
選手達は最後まで足を止めず攻め続けましたが、僅かに技術が合わず追いつく事が出来ないまま試合終了となりました。

同勝ち点の相手に対しての敗戦は悔しいですが、終了後の選手達の表情は今後の巻き返しを見据えた非常に前向きなものでした。
指導者・選手共に課題を受け止め修正し次の試合に向かいます。次節も負けられない試合が続きます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は暑い中応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチリーダー 稲田康志