セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西 第3節 クラベリーナ戦|レビュー:リーグ再開戦はドロー

2021.07.04
2021年7月4日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2021関西 第3節
セレッソ大阪堺ガールズU-15 1-1 クラベリーナ東住吉
試合詳細 >
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雨上がりということもあり、湿度の高い中でゲームが始まりました。
立ち上がりは相手の積極的なプレスを受けてしまう形になり、苦しい展開となります。
前からプレスをかけてくる相手に対して、タイミングを取ることや出てくる相手の背中を取ることが出来ず、相手の圧力を判断なく無理矢理外そうとするシーンが多々見られました。

しかし、ボールを保持することで少しずつ自分たちのリズムが出始めた前半26分。
天野と本谷・釘田でビルドアップを丁寧に繋ぎ、中央の堀へ入れます。それに対して、出てきた相手ボランチの背中を磯部が取り、センターサークル付近で前向きのフリーに。そのタイミングで2トップの高山・堀江が背後を狙いに動き出します。そして、磯部は堀江を選択。堀江は戻ってきたDFを外し、ペナルティーエリアの外から左足で豪快にミドルシュートを決め、先制点を奪います。

この流れで追加点を取りたかった所ですが、一瞬の隙を相手に突かれます。
得点から6分後。相手が背後へ大きく蹴ったボールに対して、釘田がしっかり対応。マイボールにしようと後ろ向きのままGKの天野へと蹴ったパスが緩くなってしまい、相手に奪われてシュート。一度は天野が防ぎますが、こぼれ球を押し込まれて同点とされ前半終了。

ハーフタイムに守備の準備と判断・相手の矢印を感じること・判断のスピードを上げることなどをコーチングして後半に挑みました。
しかし、なかなか得点が出来ませんでした。その後、選手交代でチームを活性化させようとしましたが、チーム全体のプレースピードが上がらず、そのまま同点で試合終了。

多くの課題が散見された試合となりました。
その課題に真摯に向き合い、改善していきたいと思います。

最後となりましたが、コロナウィルスの影響によって、社会情勢が厳しくなり、再開が危ぶまれる中、たくさんの方のご尽力により、彼女たちの活動が再開することが出来ました。
大会関係者の皆様、保護者の皆様、サポーターの皆様、本当に深くお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

(セレッソ大阪堺レディースコーチ兼ガールズU-15監督 日高欣弘)