セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西 第10節 クラベリーナ東住吉戦|レビュー:連戦も躍動感ある戦いを見せる

2021.08.16
2021年8月16日(月)JFA U-15女子サッカーリーグ2021関西 第10節
セレッソ大阪堺ガールズU-15 2-0 クラベリーナ東住吉
試合詳細 >
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本日、箕面とどろみグランドにて、JFA U-15女子サッカーリーグ2021関西 第10節が開催されました。
昨日からの連戦で動けない選手が出てくると予測していましたが、フルタイムを通して全選手が躍動感ある戦いをしてくれました。

立ち上がり、古御堂の守備で相手からボールを奪います。そのセカンドボールを右サイド深い位置で中村が拾い、DFを1人突破してクロス。中に古田が走り込んでいましたが、あと少しの所でDFに触られゴールとはなりません。その後も丁寧にボールを繋ぎながらゴールを目指します。

前半5分。GKも使いながらビルドアップをし、前線から守備をしてくる相手に対してボールを左右に動かします。そして、フリーになった井田から相手の背後を取った内田へロングフィード。そして、抜け出した内田がシュートをしますが惜しくもGKに防がれてしまいます。
ボールを失わずに動かしますが、良い縦パスが上手く入れることが出来ずスコアレスのまま前半終了。

後半も前半同様ボールを保持しますが、膠着状態が続き、嫌な空気が流れます。そんな空気感を一変させるゴールが堀の左足によって生み出されます。後半13分。右サイド深い位置からのスローイン。古御堂→竹田→牧之瀬へと繋ぎ、牧之瀬が展開をしようとしたところにDFが寄せて来ます。そのDFを牧之瀬がキックフェイントで外し、竹田へスルーパス。抜け出した竹田が深い位置からクロスを中村へ。中村がシュートをしようとしますが、DFによって防がれボールはこぼれていきます。そのボールに反応した堀がペナルティーエリア中央から丁寧に左足を振り抜きゴールに突き刺します。

そのゴールで得た勢いで攻勢を仕掛けます。しかし、このあと、この試合最大のピンチが訪れます。
後半24分。中盤でボールを奪われカウンターを受けます。ボールを右サイド深い位置まで運ばれクロス。フォアにはフリーの選手が1人。やられたと思った瞬間。関口がクロスを指先で触り、微妙にコースがズレて、相手のシュートはポストに当たります。ピンチはまだ続きます。こぼれたボールを逆サイドで相手に拾われ、再びクロス。クリアをしますが、上手くミート出来ずにこぼれた球は相手へ。ゴール正面20mの所からシュートを打たれます。その瞬間、誰よりも早くボールへと反応した古田がスライディングでシュートブロック。このプレーでチームにもう一度勢いをもたらします。

ボールを失っても懸命に切り替えてボールを奪い返し、相手のロングボールに対しては本谷・井田のセンターバックを中心にDF陣が奮闘します。力強い守備から勢いを取り返した後半35分。中盤でボールを奪った本谷からサイドへと流れた中村へスルーパス。中村が巧みなターンで相手を外しシュート。それが決まり試合を決定づける追加点を奪い2-0とします。そのままアディショナルタイムを守り切り、2-0で試合終了。
ボールを扱う丁寧さやスピードが上がった中でもボール以外のものを観る・準備不足による立ち位置の悪さといった点に課題を多く感じたものの、選手たちの成長を感じられる試合となりました。

本日も平日開催ではありましたが、関係者の皆様・サポーターの皆様・保護者の皆様、多大なご尽力をありがとうございました。

(セレッソ大阪堺ガールズU-15監督 日高欣弘)