セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会 2回戦 FCアルベロ神戸戦|レビュー:

2023.10.30
2023年10月29日(日)第1 回関西U-15 女子サッカー選手権大会兼 JFA 第28 回全カー選手権大会関西大会日本U-15 女子サッカー選手権大会 関西大会 2回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 6-0 FCアルベロ神戸
試合詳細 >
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JFA第28回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会2回戦のFCアルベロ神戸戦が行われました。
冬の全国大会に出場するためには、この関西大会で2位以内に入ることが必要です。今日の試合はトーナメントの初戦となり、独特の緊張感が漂いましたが、勇気を持って全員で戦おうと選手に伝えて試合開始を迎えます。
セレッソは立ち上がりからボールを動かして攻めに出ますが、ボールが弾みやすいグラウンドに苦戦してパスやコントールに乱れが出ます。相手ゴール前まで侵入しながら良い形でのフィニッシュまで至りません。
試合を優位に進める中での前半5分でした。右サイド低い位置のスローインからボールを繋ぎ、田村→玉村→中村へとパスが通ります。中村はターンしながら2タッチ目で池田へスルーパスを出します。このボールを池田が持ち込み、GKの脇を抜くシュートを決めて先制します。
8分には、相手DFラインの背後にこぼれたボールを池田が拾ってゴール前に折り返します。中村がフリーで合わせますが、シュートはポストに当たって追加点とはなりません。11分にも中村→玉村と繋いでGKと1vs1になりますが、浮かしたシュートはクロスバーに阻まれます。その後も、ボールを動かしつつ、縦パスでスピードアップして相手ゴールを目指しますが、ボールコントロールの乱れが多く、ゴール前にスムーズに侵入できません。
それでも、17分に追加点が生まれます。右サイドの竹田から前線にワンタッチでパスが入り、裏に抜け出た中村がドリブルで持ち込み、GKも交わして冷静に決め切ります。
27分には、飯田から池田への縦パスに反応した中村が3人目となり、池田のワンタッチのパスをドリブルで持ち込んでエリア内に侵入してゴールを決めます。
その後も、CKのこぼれを田村が詰めて4点目とし、前半終了間際にはエリア内に侵入した牧之瀬が得点して5-0とします。
相手のロングボールやカウンターに対してはDFラインとGK関口を中心に冷静に対応してチャンスを与えずに前半が終了します。

ハーフタイムには、バウンドが難しいピッチでもボールの点を意識して技術を発揮することで、自分達がボールとゲームをコントロールしようと伝えます。

後半は立ち上がりから、中盤の空いたスペースで前向きにボールを受けて、そこからFWへのスルーパスが多く通ります。しかし、相手DFに寄せられた状態でのシュートが多くなり、決め切ることができません。逆に、奪われたボールを素早く自陣まで運ばれるシーンも出始めます。13分には、DFラインでのロングボールの処理のミスから相手に抜け出されそうになりますが、竹田が集中したカバーを見せます。その後も、相手の速い攻撃から自陣左サイドを相手に走られてクロスを上げられますが、失点は許さずに試合を進めていきます。相手ゴール前にボールを運ぶ回数は多くありながら、出し手と受け手のタイミングが合わずにオフサイドになってしまったり、相手の足にパスを当ててしまったりする場面が多く得点を奪うことができません。CKからの四本のヘディングや下高のミドルシュートなどでゴールに近づくシーンはありながらも後半は無得点の時間が長く続きます。
それでも、試合終了間際の後半33分にPA付近でパスを受けた西村からゴール前の田村へパスが通ります。田村は相手DFの寄せを感じながらも冷静にゴールへシュートを突き刺して6-0とします。

試合はこのまま終了し、11月3日の準決勝へ駒を進めることができました。
ボールを扱う技術やボールを受ける前の準備などプレーの部分で課題は多いですが、試合に出られない仲間の想いも感じながら勇気を持って積極的にプレーしてくれたと思います。次の試合はすぐですが、心身ともに良い準備をして臨みたいと思います。

本日は遠方まで応援に駆けつけてくださった皆様ありがとうございました。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤  史朗