セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会 決勝 AC.gloria girls戦|レビュー:

2023.11.06
2023年11月5日(日)第1 回関西U-15 女子サッカー選手権大会兼 JFA 第28 回全カー選手権大会関西大会日本U-15 女子サッカー選手権大会 関西大会 決勝
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 1-1 AC.gloria girls
試合詳細 >
------
本日、JFA第28回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会決勝のAC gloria girls戦がサカイキャニングスポーツパークで開催されました。
多くの方が観戦に来ていただいている中で、良い試合をして前日のガールズU-18の関西大会優勝に続こうと士気高く円陣を組んで試合に臨みます。
開始5分、警戒していたFKからでした。遠目からGKの頭上を狙う軌道のシュートが直接決まり、失点します。
気持ちを切り替えたい直後のプレー。寺田からの縦パスを玉村がスルーして田村が背後に抜けます。さらに田村からポケットに侵入した池田へパスが渡りますが、池田のシュートはゴール右へ外れます。
早めに同点にしたいところですが、パスやコントロールのミス、出し手・受け手のタイミングのズレが出て、大きなチャンスを作れずに試合が進んでいきます。
それでも、30分過ぎから決定機が生まれ始めます。
西から斜めのパスが池田に入り、玉村とワンツー。池田は左方向に流れながらシュートを打ちますが、GKの正面を突きます。
続けて、西の横パスを受けた玉村が中央で相手2人を交わしてミドルシュートを放ちますが、ここもGKにキャッチされます。
34分には、池田のクロスをファーで田村が受けてシュートを打ちますがゴール右に外れます。

0-1のまま前半が終了します。
ハーフタイムには、プレーのタイミングを合わせるための技術の確認と相手のロングボールに対する守備の確認をして後半に入ります。

後半5分、自陣右サイドから相手のワンツーでPAへ侵入されます。大きなピンチでしたが、飛び出したGK原田がシュートを左手に当てて防ぎます。続く7分にも中央の混戦からスルーパスで抜け出した選手にシュートを打たれますが、ここも原田がナイスセーブを見せます。
シュートまで行けない時間が続いた中での16分でした。途中出場の林祐未が左サイドでボールを受けて中央の玉村にパス。玉村は相手に囲まれますが、得意の左足でループパスを背後に出します。ここに走り込んでいた山崎がワンタッチで自分の前にコントロールして次のタッチでシュート。シュートはGKに触られながらもネットを揺らし、試合を振り出しに戻します。
直後の17分、山崎からのスルーパスを受けた池田が相手に寄せられながらシュートを放ちますが、ここは相手GKのセーブに阻まれます。
34分、自陣でボールを受けた玉村が長い距離をドリブルで運び、交代出場の林優明へスルーパス。シュートまで持ち込みたい場面でしたが、林のファーストタッチが少し大きくなり、相手DFのタックルに阻まれます。
37分には、左サイド西村からゴール前に走り込んだ池田へ斜めのスルーパスが通ります。池田はDFの前でボールを触ってシュートにしますが、ゴールにはなりません。
終了間際にも、平田→林優明とパスが繋がり、最後はゴール中央へ走り込んだ池田にパスが通りますが、最後まで諦めずにプレーした相手DFに阻止されシュートまで持ち込めません。

勝ち越すことができずそのまま後半が終了し、勝敗はPK戦に委ねられます。
先攻はセレッソ。1人目が放った右へのシュートはGKのタイミングと合ってしまい、防がれます。相手チームの1人目は決めて、2人目と3人目はお互いが決めます。
セレッソ4人目が蹴ったボールはゴールの上に外れてしまいます。相手の4人目のキッカーが決めればここで勝負がつきますが、このキックも上に外れて、5人目に回ります。
セレッソが決めますが、相手のキックも成功して3-4となり、試合の決着がつきました。

相手に対して、攻守で効果的なプレーを出せずに主導権を握れなかったこと、またそのための整理をできなかったことは反省です。
試合後は悔しさで泣いている選手も多くいましたが、来月の全国大会で良いプレーを発揮するために個々の課題に向き合っていかなければいけません。

本日は遠くまで応援に駆けつけていただいた皆様ありがとうございました。
引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗