セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮妃杯全日本 U-15 女子サッカー選手権大会 準決勝 JFAアカデミー福島戦|レビュー:

2023.12.26
2023年12月25日(月)高円宮妃杯 JFA 第28回全日本 U-15 女子サッカー選手権大会 準決勝
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 0-2 JFAアカデミー福島
試合詳細 >
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高円宮妃杯JFA第28回全日本U-15女子サッカー選手権大会準決勝のJFAアカデミー福島戦がAGFフィールドで行われました。この素晴らしい舞台で、自分達らしさを発揮して最高のプレーを出そうと円陣を組んで試合に臨みます。

立ち上がりは相手のペースで試合が進みます。DFライン背後へ蹴られたロングボールからCKを与えてしまい、そのCKからヘディングでシュートを打たれますが、GK関口がしっかりキャッチします。前半5分ほどが経過すると、セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15は自分達のリズムを掴みます。後方からテンポ良くボールを繋ぎ、人とボールを前進させます。相手陣内でのプレーが増え始めますが、前線へのパスが合いません。7分、右サイドの酒本から中央の牧之瀬にパスを繋ぎ、牧之瀬はFW池田へ鋭いスルーパスを通します。シュートまで持ち込みますが相手DFのブロックに阻まれます。その流れから、続けて2本のCKを得ますが得点することはできません。ここからは膠着した展開が続きますが、JFAアカデミー福島の繰り出すロングボールやクロスボールが多くなり、徐々に相手のペースとなっていきます。セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15は前線でボールが収まらず、相手に前向きにボールを奪われる場面が増え、守備の時間が長くなります。29分、右サイドから鋭いクロスボールが入ってきますが、GK関口が落ち着いてクリアします。32分のクロスに対しても、DF西村が良い準備をしてヘディンで弾きます。36分には左サイドのクロスから大きなピンチを迎えますが、相手のシュートは枠を外れて助かります。セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15は耐える時間が続きますが、相手に得点を許すことなく0-0で終了します。

ハーフタイムには、攻守において受け身にならないことを確認します。攻撃ではタイミングを作ってボールを引き出すこと、守備では相手のボール状況に応じて前に出ていくことを意識して後半に向かいます。

後半3分でした。相手CKをヘディンで合わされ、シュートはポストに当たりますが、跳ね返りを押し込まれてしまい失点。流れを自分達のものにしたかった立ち上がりでビハインドを負います。
先制したことで、JFAアカデミー福島は前からの守備を強めて、中盤に対しても激しくプレッシャーに来ます。それに対して、セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15は相手DFとMFの間を使おうとします。20分、安田→中村→玉村とパスが繋がり、スペースに走った池田へのスルーパスが通ります。池田はエリア内で切り返してシュートを打ちますが、DFのブロックに防がれてしまいます。27分には中盤深い位置でボールを受けた牧之瀬から池田へ浮き球のスルーパスが出ますが、惜しくもタイミングが合わずGKにクリアされてしまいます。32分、相手のバックパスにプレッシャーをかけながら連動した守備で中村がボールを奪うと池田へパス。池田がそのまま持ち込んで角度が無いところからシュートを打ちますが、左に外れます。
なんとか同点に持ち込みたいセレッソ大阪ヤンマーガールズU-15は前からのプレッシャーを徹底して守備から攻撃へと繋げようとします。しかし、アディショナルタイムにビルドアップで失ったボールから相手にDFライン背後を取られ追加点を与えてしまいます。

わずかな残り時間で、最後まで1点を狙いにいきますが試合終了のホイッスル。試合を通して自分達の良さを出しきれずに悔しい敗戦となってしまいました。
目標としていた優勝には届きませんでしたが、沢山の応援やサポートに支えられてこの大会を勝ち進むことで選手達は成長できたと思います。ここでの課題を持ち帰り、さらに成長できるように日々の活動に繋げていきたいと思います。この試合だけでなく、大会を通して、また日々の活動を応援・支援いただきました多くの皆様に感謝申し上げます。また、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗