セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮妃杯U-15 女子サッカー選手権 1回戦 ちふれASエルフェン埼玉マリU-15戦|レビュー:

2024.12.07
2024年12月7日(土)高円宮妃杯 JFA 第29回全日本 U-15 女子サッカー選手権大会 1回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 6-1 ちふれASエルフェン埼玉マリU-15
試合詳細 >
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本日、高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会1回戦として、ちふれASエルフェン埼玉マリU-15と対戦しました。
横風も強く吹く、肌寒い気候の中、選手たちは初戦を迎えます。

試合前、これまでトレーニングしてきたことや起こりうるミスを全員でカバーすること、風の強さも計算に入れながらプレーすることを確認しました。緊張感漂う雰囲気の中、メンバーに選ばれなかった仲間の分まで責任を持ってプレーしようとピッチに飛び出しました。

選手たちは、立ち上がりからゴールを意識し、積極的に攻撃を仕掛けて行きます。
開始2分、相手DF背後へのボールで一度ボールを失いますが、素早い切り替えでプレスをかけて池田がボールを奪い、幸先よく先制点を奪います。
続けて、8分CKのこぼれ球をキャプテン四本が豪快にボレーでゴールに蹴り込み、試合の流れを引き寄せます。
その後、玉村の左サイドの突破からクロスを上げ逆サイドの阪田が、また左サイドのカットインから池田がゴールを立て続けに決めます。
23分には四本からのロングボールを田村が抜け出し、相手DFと接触。獲得したPKを自ら決め、スコアを5-0まで引き離しましたが、その後相手の粘り強いプレーにミスが増え始め、一転苦しい展開となりました。
そのような流れの中、ビルドアップからボールを相手に引っかけて失点し、ハーフタイムを迎えます。

ハーフタイムには、失点の前後に間延びしてしまった3ラインをコンパクトにすること、またビルドアップで意図的にボールと相手を動かすことを確認しました。

後半、前半の悪い流れを引きずってしまい、粘り強い相手の守備に相手のゴールに迫ることができません。
後半の早い時間から交代カードを切りながら、流れを引き寄せようとするセレッソ。
少しずつSBを高い位置にあげることができ始めた後半65分、左サイドを突破した酒本からクロスが上がり、相手GKの触れないコースを通り抜け、途中交代で入った金井がファーポストで合わせてゴールを奪います。
その後も反撃を見せる相手チームにいくつかチャンスを作りますが、得点には繋がりません。
また、これまでチームとして取り組んでいたビルドアップも相手のプレスを見極めながらボールを動かす回数は少なく、安易なバックパスやロングボールが増えてしまいました。
80分プレーしたGK原田とDFライン、ボランチの守備により、後半は無失点で切り抜け、合計6-1で1回戦を終えました。

初戦の緊張感とともに、普段一緒にプレーすることなかったメンバーで臨んだ1回戦。
成果以上に課題の多い試合となりました。
今回のメンバーの強みを活かしつつ、個人としてもチームとしても課題に向き合い、まず次の試合での改善を目指します。

本日は肌寒い気候の中、遠方まで応援に駆けつけていただいたサポーターの皆様・保護者の皆様・関係者の皆様、誠にありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 関根 麻里)


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