セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース女子関西予選 スペランツァ大阪U18戦|レビュー:

2024.06.16
2024年6月15日(土)第6回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)関西地域予選
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 - スペランツァ大阪U18
試合詳細 >
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本日、神戸レディースフットボールセンターにて第6回日本クラブユース女子サッカー選手権大会(U18)関西予選第3戦 スペランツァ大阪戦が行われました。

12点差以上で勝てれば暫定1位のINAC神戸を上回り、明日の試合にアドバンテージを持つことが出来ます。
ただ、前に慌てることなく、自分たちのボールを大事にしながら進めることを確認して試合へと入りました。

立ち上がり、緊張からか小さいミスが散見される状況の中、牧之瀬・飯田・木下でボールを落ち着かせます。
左から右サイドに展開されてきたボールは竹田の元へ。竹田がドリブルで仕掛け、中央へカットイン。そこへ飯田が走り込みペナルティエリアでパスを受けると中央へグラウンダーのクロスを送ります。そのパスに林優明が合わせて幸先良く得点を奪います。

5分後。自陣でのビルドアップ。右から左へ展開すると西村から酒本へ縦パスが入ります。そのパスをDFが奪いに来ますが、酒本が個人で突破しタッチライン際を縦へと運びます。そして、アーリー気味にクロスを上げると、そのボールは田村へ。手前でワンバウンドする難しいボールでしたが田村が上手く合わせ、出てきていたGKの頭上を越す鮮やかなループシュートで追加点に成功。
その後も得点を重ね、林優明のハットトリックや玉村のクロスを田村が合わせるなどで前半を5-0で終えます。

ハーフタイムには受ける前の駆け引きや連続して受けることなどを確認。
そして、松浦・中村・林祐未・安田を後半から投入します。

後半、途中出場のその選手たちが躍動します。
後半開始3分。中盤でルーズボールを奪い合うとボールを拾ったのは玉村。玉村がドリブルで運ぶと3人のDFが玉村に集まります。
その瞬間を逃さずサイドでフリーになった中村へスルーパス。中村は戻ってきたDFを得意のドリブルで外し、左足でシュートを放ちます。
そのシュートはサイドネットに吸い込まれ、6-0に。
5分後。林祐未の縦パスを林優明→牧之瀬と繋ぎ、左サイドを上がってきたのは再び中村。
中村は奪いに来たDFを冷静に外し、シュート。コントロールされたシュートはGKの届かないコースへと飛び、7得点目。
その後も林祐未の豪快なミドルシュートや玉村の技術を感じるシュートなどで11-0にします。
そして、後半30分。玉村のスルーパスに田村が抜け出します。田村は迷いなく右足を振り抜き12点目、それと同時に歓喜の声援が上がります。
しかし、この日一番の声援は次の13得点目でした。
残り6分で選手交代。田村に変わり、膝の怪我で戦線を離脱していた佐藤が8ヶ月ぶりに試合復帰し、ピッチに立ちます。
試合時間残り3分。ハーフライン付近で酒本がボールを持ちます。酒本→林優明→中村と繋ぎ、中村は左サイドからクロスを送ります。
そのクロスは相手に防がれ、セカンドボールをゴール前で奪い合う展開に。そして、ボールは佐藤の元へ。
シュートコースが観えた佐藤は右足を振り抜きます。しかし、シュートはDFに当たってしまいます。が、そのこぼれ球を再び佐藤が拾います。
そして、強引に前へ運び出しもう一度足を振り抜きます。佐藤の放ったシュートはGKの左側を通り、ゴールへと突き刺さります。
その瞬間、一際大きな歓声が応援席から湧き上がり、チームメイト・観客が声を上げて喜び、佐藤のゴールを讃えます。

最終的には14-0と目標としていた12点を上回り、暫定ながらINAC神戸を抜き1位に。
明日、同大会の最終戦INAC神戸戦が行われます。
引き分け以上で全国が決まりますが、チームが一つとなって勝利することだけを目指し、彼女たちらしいサッカーをサポーター・保護者の皆様にお見せ出来ればと思います。
本日は応援に駆けつけていただいたサポーターの皆様・保護者の皆様、ご尽力いただききました関係者の皆様、誠にありがとうございました。
明日も応援、よろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督  日高 欣弘)


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