2025年5月3日(土)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-1 大阪学芸高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が行われました。
5戦目の相手は、開幕4連勝で首位を走る大阪学芸高校。互いをよく知る相手との一戦に、選手たちは自然と士気が高まります。
セレッソのキックオフで試合開始。序盤から優勢に試合を進めるセレッソは、6分に古田のキープからVO飯田、牧之瀬を経由して中村が抜け出し得点チャンスを作りますが、シュートは惜しくも枠を捉えることができません。すると、2本目のコーナーキックとなった12分、キッカー玉村の放ったボールは一度は相手にクリアされますが、二次攻撃でゴール前に送り込まれたところを寺田が押し込み、先制。良い時間帯リードし、ここから追加点を狙います。
相手を押し込みながら迎えた24分には、開始から再三攻撃参加を繰り返していた左SB竹田が玉村からのスルーパスでポケット侵入し、ゴールライン際から折り返し。これを逆サイドから走り込んだ林祐が詰め、追加点。2-0とリードします。
給水を挟んだ後はしばらく相手に押し込まれる苦しい時間帯が続き、コーナーキック、フリーキックを連続してを受けますが、今日のゲームキャプテンGK天野を中心にDF陣が体を張って粘り強く守ります。耐える時間が続く中、35分に林祐、前半終了間際の47分には古田が、鋭いソロカウンターでゴールに迫りますが、いずれもわずかに枠を逸れます。
2-0で折り返したハーフタイム。2-0は一番危険なスコアなので、後半開始から3点目を狙いに行くこと。流れが悪い時間帯に自陣でやってはいけないプレーの確認。さらに攻撃ではカウンターやダイアゴナルランを続けゴールを狙い続けようとイメージを合わせ、後半に向かいます。
相手の学芸もハーフタイムを経て、ギアを上げてきます。中盤での互いの攻防が続く中、6分に再び林祐のインターセプトからカウンターが始まりますが、シュートはGKに阻まれます。その後しばらくは球際で意地を見せる相手がセカンドボールを支配、セレッソはなかなか相手陣に入ることができず、被シュートも増えていきます。
そして迎えた24分、セレッソはゴールキックでビルドアップを試みるもピッチ中央でロスト、一瞬隙ができたところを相手が逃さず中央突破を仕掛けフィニッシュ。カバーが一歩遅れ、失点を許します。
32分に追加点を狙うべく、玉村に変えて山崎を投入。ラスト10分は相手もロングボールが増えオープンな展開となりますが、こちらも集中を切らさず封じます。45分には相手のクリアを拾った四本から相手GKとDFのライン間にフィードが送られますが、走り込んだ竹田には惜しくも合わず。最後まで手を緩めず戦います。すると、アディショナルタイム1分、相手のゴールキックを牧之瀬が跳ね返し、山崎がキープして中村に。3人を交わして左足で放ったシュートがサイドネットを揺らし待望の追加点。残り時間を守りきり、3-1で試合終了となりました。
負けられない相手に勝ち切ることができ、勝ち点3とともに大きな手応えを掴む一戦となりました。一方で、相手のハイプレッシングに対して、時間帯とスコアを踏まえてどう向き合うか、そしてそれを剥がすだけのビルドアップ力をつけることが次の課題となります。
休む間もなく、次の試合が控えますが、チーム全員で気持ちを一つにして勝ち点を重ねられるよう準備します。
保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さま、本日も温かいご声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。
(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)