セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 前期 姫路女学院高等学校戦|レビュー:

2023.04.02
2023年4月2日(日)U-18女子サッカーリーグ2023 関西1部 前期
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-2 姫路女学院高等学校
試合詳細 >
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本日、U18女子サッカーリーグ2023関西がJ-Green堺にて開幕しました。
開幕戦ということもあり、選手たちは緊張した面持ちで挑みました。

背後を意識しながら攻撃をしてくる相手に対して、序盤押し込まれます。
すると4分。クリアを深い位置まで蹴り込まれ、こぼれ球を相手に拾われます。
そして、左サイドからクロスを上げられマークが付ききれずにシュートをされてしまい、先制点を許してします。
緊張と立ち上がりの失点で全体が浮き足立ってしまい、ボールを止められず判断するまでに時間がかかりリズムが作ることが出来ませんでしたが、試合時間が進むにつれて少しずつ自分たちのリズムを取り戻します。
しかし、高い強度で守備をしてくる相手に対して矢印を外せず、ゴール前に近づくほど技術のミスや外す準備が足りずにコンタクトされてしまい得点を奪うことが出来ません。
そのまま前半終了かと思われた42分。相手のクリアボールをDFが処理ミスをしてしまい追加点を奪われて前半終了。

ハーフタイムにチームとしてのタイミングの共有やそのための技術・正しいタイミングで情報を持つことなどを整理して慌てずに攻撃することを声掛けして後半に挑みました。

後半10分。待望の得点が生まれます。
GKからボールをつなぎ、少しずつ相手を押し込みハーフライン付近でパスを受けた中田がワンタッチで佐藤へ縦パスを送ります。佐藤は相手を背負いながらも巧みにファーストタッチで相手を剥がします。
ペナルティーエリアの手前で前を向けた佐藤はカバーに来たもう一人のCBを突破し自らシュート。
それがGKのニアを打ち抜き1点差とします。
そして、後半27分。ビルドアップで丁寧につなぎ、相手を自陣に押し込むとハーフライン付近から吉田がロングフィード。そのボールに佐藤が反応して抜け出します。そのままシュートまで行けるかと思われましたが、DFに阻まれてしまいます。しかし、そのセカンドボールを竹田がペナルティーエリア角で拾い、対峙した相手を突破し中央へクロス。中央で待っていた中村がDFを冷静にかわしゴール左へと決めます。これでスコアは2-2。
その2分後。左サイドの安田から中村へ縦パスが送ります。そのパスを受けた中村が相手を外し、中央の丸井へ。ペナルティーアークでパスを受けた丸井はファーストタッチで一気にペナルティーエリアに侵入してシュート。一度は相手に阻まれますが、セカンドを拾った佐藤が冷静に右隅へ打ち込み3-2と逆転に成功します。
その後、選手交代などで活性化を図った相手に押し込まれますが、なんとか逃げ切り勝利することが出来ました。

多くの課題が残る試合となりましたが、初戦を勝利することが出来ました。
今回出た課題と真摯に向き合い、成長できればと思います。

本日は会場に駆けつけて頂いたサポーターの皆様、保護者の皆様、温かいご声援ありがとうございました。



セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘