セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 前期 日ノ本学園高等学校戦|レビュー:

2023.06.11
2023年6月11日(日)U-18女子サッカーリーグ2023 関西1部 前期
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 4-4 日ノ本学園高等学校
試合詳細 >
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本日、舞洲日本ハム桜グラウンドにてU-18女子サッカーリーグ2023関西が行われました。
相手はインターハイ兵庫県大会を優勝された日ノ本学園。
試合は打ち合いの展開になりました。
序盤、前線からプレスをかけに行きます。しかし、丁寧にビルドアップをしてくる相手に突破されるシーンが幾度とありました。そんな中、玉村が均衡を破ります。楠が相手の縦パスに対して、タイトにプレスをかけます。そのこぼれ球を拾った白垣から西村へ縦パス。その瞬間、玉村がCBの背中を取りに動き出し、西村がそれを見逃さず玉村へスルーパス。GKと1vs1になった玉村は出て来たGKの頭上を越すループシュートを決め、先制に成功します。
そのキックオフで相手が入れた縦パスをセンターサークル付近で飯田がカットして、中村へとパスを繋ぎます。中村は素早く反転して中央をドリブル。そして、縦パスを入れた飯田が止まることなく中村を追い越してスルーパスを受け、パスを受けた飯田は迷うことなくワンタッチで左足を振り抜きます。入ったかと思われたシュートは惜しくもクロスバーに当たり得点とはなりませんでした。

ハーフタイムに入り、全体の守備の修正と出し手のパスの質、パスの受け手がタイミングを取り続けることなどを確認して後半へ挑みます。

後半、相手チームは中央を閉めながら守備をして、攻撃ではサイドを中心に展開を繰り広げてきました。
後半開始4分。相手CKのこぼれ球を拾われ、クロスを上げられます。そして、中央でヘディングを合わされて同点とされます。ここから立て続けに失点をしてしまい、1-3とリードを許す展開に。
嫌な空気が流れる中、後半23分。待望の追加点が入ります。四本がセンターサークル付近でボールを持ち、バイタルエリアで待つ中田へ縦パス。中田はそのパスで前へ振り向き、栗本へ縦パス。そこから栗本→丸井→中田と近い距離感でボールを動かし、相手を中央に集めてサイドを上がってきた白垣へ。白垣はグラウンダーでサイドからペナルティーエリアで待つ佐藤へとパスを入れます。佐藤はCBを背負いながら反転してシュート。そのシュートは一度GKに阻まれますが、こぼれた所を栗本が押し込み2-3となって、給水タイムへ。そして、給水タイム明け直後でした。相手のボールを奪いサイドへと回った栗本が右サイドを突破して中央へクロス。そのボールはフォアにいた丸井へと届き、鮮やかなボレーで同点。良い時間帯に得点することが出来、勢いに乗ったまま勝ち越し点を奪いに行きます。佐藤・池田・白垣と立て続けにシュートを打ちますが得点には至らず。すると、丁寧にビルドアップをしてくる相手にプレスを逃げられDFラインの背後を取られます。一度は天野のクリアでその場面を凌ぎますが、こぼれ球を相手に拾われ、再びDFラインの背後を突かれて失点をしてしまいます。スコアは3-4。90分が過ぎ、アディショナルタイムに入った所でCKを取ります。キッカーは中田。丸井がショートコーナーを受けに近づくと相手の反応が遅れ、リターンパスを受けた中田がフリーに。その中田からゴール前へクロスが送られ、全員ゴール前へ飛び込みます。その時、佐藤が1人だけゴールから離れるようにバックステップを踏むとボールはその佐藤の所へ。佐藤はワンタッチで中央へ折り返し白垣が豪快なボレーを突き刺し土壇場で同点に追いつきます。そして、ゴール入ったボールを持ち帰る佐藤。わずかな残り時間ですが、追加点を奪いに行きます。ハーフライン付近でインターセプトをした白垣がドリブルでゴールへと向かいます。おのすはDFラインの相手だけ。そして、CBのステップが変わった瞬間、それを見逃さずにCBの背後へスルーパスを送るとそのパスに反応したのが佐藤。GKと1vs1に。決めれば逆転となる場面。佐藤の放ったシュートは相手GKのビッグセーブに阻まれ追加点とはならず試合終了。

守備では多くの課題が残る試合となりましたが、今週取り組んできた前線の動き出しや連続して追い越す動きなどが多く観られ、成果も感じ取れる試合となりました。
来週はクラブユース 最終戦INAC神戸との試合となります。
この1週間、しっかり練習に取り組みクラブユース全国大会出場権を勝ち取れるように努力をしていきたいと思います。

本日は天候の悪い中でしたが、応援に駆けつけて頂いた保護者の皆様・サポーターの皆様、ご声援誠にありがとうございました。



セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘