セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース女子関西予選 INAC神戸レオンチーナ戦|レビュー:

2023.06.18
2023年6月18日(日)第5回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)関西地域予選
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-0 INAC神戸レオンチーナ
試合詳細 >
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本日、神戸レディースフットボールセンターにて第5回日本クラブユース 女子サッカー大会(U-18)関西予選第3戦 INAC神戸戦が行われました。
引き分け以上で全国大会が決定するこの試合。対戦相手が同じ関西のWEリーグ所属チームであるINAC神戸ということもあり、【今シーズン前半戦で一番大切な試合】という位置付けに。
選手は立ち上がりから、この大事な一戦を自分たちで主導権を持って、アグレッシブに戦ってくれました。

前半10分。試合が動きます。相手のクリアボールをハーフライン付近で楠が拾います。
そのボールを右サイドで待つ白垣へ。白垣は相手のアプローチが遅れたのを見逃さず前を向き、サポートに入った栗本へと渡します。そして、栗本からもう一度背後へ動き出していた白垣へスルーパスを送り、白垣が中央へクロス。ややマイナス気味に入ったクロスは中村へ繋がり、中村のすぐ後ろで待っていた中田へ。そのボールを中田が丁寧に右足で蹴り込み先制に成功します。
キャプテン中田のゴールで全体が勢いづきます。
先制から5分後。栗本が右サイドで対峙した相手を突破して中央へクロス。そこへ駆け引きで相手を外した佐藤がニアへ飛び込みます。入ったかと思われたシュートはGKに防がれますが、こぼれ球を中村が豪快に蹴り込み、スコアを2点差に広げます。

ハーフタイムには攻撃のテンポを上げること。正しいタイミングで観ておくこと、動き出すタイミングを逃さないことなどをチームで共有し、攻撃においても守備においても主導権はセレッソが握ることを伝えて後半へと入りました。

後半開始直後。右サイドでボールを動かし、相手が集まった所を楠から安田へと展開します。そして、それに対して出てきた相手の背中へ中村が走り込み、ペナルティエリア角付近で1対1となった中村はドリブルで仕掛けて中へとカットイン。そして右足で放たれた低い弾道のシュートはあと少しというところでGKに防がれてしまいます。
後半10分。右サイドのハーフライン付近で白垣→栗本→楠とボールを繋ぎ、相手が集まった所を楠から中央でフリーになっていた丸井へとパスを通します。ワンタッチで前を向いた丸井はCBの動きを見逃さず、背後へ動き出した佐藤へスルーパス。ファーストタッチが少し外へ流れてしまった佐藤はCBを切り返しで外して、シュートを打ちます。しかし、その弾道はクロスバーのわずか上。
その後も選手交代で出場した木下・牧之瀬が躍動しますがなかなか追加点が入らず。
しかし、後半アディショナルタイムに入った所で相手のビルドアップを奪った丸井から前線で動き出した木下へパスを送り、相手がシュートブロックをしに飛び込んできたところを冷静に切り返しで外して右足で蹴り込み、終盤で追加点を奪います。そして、そのまま試合終了。
この結果により、7月末から開催されるクラブユース全国大会の出場権を獲得することが出来ました。

怯まず戦ってくれた選手もいれば、悔しさからフルタイム出場した後にシュート練習をする選手もいて、選手の成長に繋がるとても中身の濃い試合になったのだと感じることが出来ました。

この結果に満足せず、一人ひとりが自分に矢印を向けて努力を積み重ね、全国大会で観客の皆様を魅了出来る選手へと成長してくれるように日々のトレーニングを懸命に取り組んで行きたいと思います。

本日は暑い中、現地まで応援に駆けつけて頂いた保護者の皆様・サポーターの皆様、ご尽力を頂きました関係者の皆様。誠にありがとうございました。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘