セレッソ大阪スポーツクラブ

皇后杯大阪府大会 2回戦 和泉テクノFC戦|レビュー:

2023.06.24
2023年6月24日(土)第29回大阪女子サッカー選手権大会兼第45回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会大阪府大会 2回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 4-0 和泉テクノFC
試合詳細 >
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本日、とどろみグランドにて第45回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会大阪府大会が開幕しました。昨年初戦で敗退したこともあり、緊張の面持ちで選手は試合に臨みました。

試合全般を通して少し荒れた天然芝に苦しみます。
ボールが上手く転がらず、イレギュラーをすることでボールを見る時間が増えてしまいます。
そんな状況でも相手のゴールキックを中央で拾った牧之瀬から木下、背後へ抜け出した佐藤へとパスが繋がります。パスを受け取った佐藤ですが、ボールタッチが上手くいかず、強引にシュートを打ちますがシュートはゴールポストの横を通り過ぎます。
ボールを扱うのにストレスを感じながらも、徐々に自分たちのペースで試合を進めることが出来る様になってきた前半9分。ハーフライン付近で楠がフリーでボールを運びます。
しかし、次の瞬間、ボールのコントロールを誤ってしまい相手にボールを奪われてしまいます。相手はワンタッチでDFラインの背後へ蹴ると、そのボールは走り込んできたFWへ渡り、GK関口と1vs1に。そこへ四本がなんとか戻り、相手からボールを奪い、事無きを得ます。
前半最大のピンチを防ぎ切った次のプレー。関口→楠→中田と繋ぎ、DFラインの背後へと走り出した飯田へ中田からのパスが通ります。飯田はファーストタッチで前へ運び、冷静に逆サイドネットに蹴り込み先制することに成功します。
これで緊張から解放されたのか、全体の動きが徐々に良くなっていきます。
左サイドの安田→中村と繋ぎ、中央で待つ木下へ。木下は受けたパスをワンタッチで背後へ走り出した佐藤にパスを通します。完全に抜け出したと思われたプレーはギリギリのところでオフサイド。
その2分後。楠から中田へパス。中田はワンタッチで木下へ縦パスを入れます。木下から中田にパスを戻すと、出てきたDFの背後へ動き出していた飯田へ中田がスルーパス。抜け出したと思われたプレーでしたが、相手に触られてしまいシュートまで行けません。
流れを掴んだ中で得たコーナーキック。キッカーの木下からファーへ蹴りますが、GKに弾かれてしまいます。しかし、セカンド拾った飯田から牧之瀬→竹田→四本と繋ぎ、中央にいた中村へ。中村はパスを受けるとファーストタッチで前を向き背後へスルーパス。それに反応したのが、コーナーキックで攻め上がっていた楠。完全に抜け出した楠は冷静にGKとの1vs1を決めスコアを2-0とします。そして、前半終了間際にはコーナーキックのこぼれ球を四本が押し込み前半で3-0に。

ハーフタイムに、ボール以外の物の観る時間を増やすことや、リスクマネジメントのことを確認して後半へ入りました。

後半もボールをセレッソが支配しながら、相手のカウンターを防ぐという展開に。
後半11分。コーナーキック。キッカーは木下。木下が蹴ったボールはファーへ。その落下点をいち早く読み取り、動き出していた楠がヘディングで合わせ4-0に。
その後もボールを握りますがプレーの精度が上がりきらず、シュートを打つ場面まで行けません。
そして、スコア4-0のまま試合終了。

課題もありましたが、セットプレーからの得点や失点をしなかったことなど選手の成長も感じられる試合となりました。

本日は暑い中、応援に駆けつけて頂いた保護者の皆様、サポーターの皆様、また試合開催に当たりご尽力頂きました関係者の皆様、誠にありがとうございました。

来週の試合もしっかり勝ち切り、関西大会への出場権を獲得したいと思います。


セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘