セレッソ大阪スポーツクラブ

皇后杯大阪府大会 3回戦 大阪偕星学園高等学校戦|レビュー:

2023.07.03
2023年7月2日(日)第29回大阪女子サッカー選手権大会兼第45回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会大阪府大会 3回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-0 大阪偕星学園高等学校
試合詳細 >
------
本日、OFA万博で第45回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会大阪府大会準々決勝が行われました。
勝てば皇后杯関西大会出場が決まる、この試合。
試合はボールを握るセレッソvs素早いカウンターで得点を狙う大阪偕星という構図になりました。

序盤、ボールを動かしながらも相手のスライドや自分たちのテンポが上がらず、相手が嫌がるエリアに入っていけません。
少しずつリズムが生まれ始めた前半12分。ハーフライン付近でボールを持った楠から牧之瀬→中田と繋ぎ、そこから中村へ縦パスが入ります。
縦パスを受けた中村はもう一列前にいた杉本へパス。そのパスを杉本がサポートに来ていた牧之瀬へ落とし牧之瀬がミドルシュートを放ちますが、シュートはクロスバーの上を超えていきます。
前半30分。相手陣地で飯田・中田がパス交換をしながら相手が中央に集まることで出来たスペースへ牧之瀬が入りボールを受けると、ワンタッチで佐藤へ縦パスを送ります。ペナルティーエリア中央でパスを受けた佐藤は真横へサポートに入った杉本へとパスを繋ぎます。そして、前向きになった杉本は思い切って左足を振り抜きますが、シュートはGKに阻まれてしまいます。
前半35分。右サイドの深い位置から竹田がスローイン。佐藤の足元へとボールを投げ入れます。ボールを受け取った佐藤はペナルティーエリア内でキープをして、もう一度竹田に戻し、素早く中央でフリーになった中田へパス。中田はそのパスを左にコントロールして得意の左足でシュートを打ちます。入ったかと思われたシュートは惜しくもポストに当たりノーゴール。
攻めながらも上手く崩しきれずにいると前半終了間際の嫌な時間帯にコーナーキックを与えてしまいます。相手の蹴ったボールは低くて速いボールでしたが、ニアの飯田がクリアをします。こぼれ球が相手に渡りそうなところを中村がプレスへ。相手は横パスを出します。そこへ中村に連動してプレスに来ていた佐藤がインターセプト。奪ったボールを一旦中村に預け、佐藤はそのまま前線へスプリント。それを見逃さず中村が佐藤へスルーパスを送ります。パスを受け取った佐藤はスピードに乗ったままペナルティーエリアの外からミドルシュートを放ちます。その弾道は相手GKも触ることが出来ず、ゴール左隅へ突き刺さり前半終了直前で先制に成功します。

ハーフタイムには技術を大切にして時間を合わせること・センターバックを攻めることなどを確認して、後半へ挑みました。

後半11分。中央で丸井→中田→佐藤と繋ぎ、佐藤が前を向いた瞬間に中村がDFラインの背後へ走り出します。相手を上手く崩せましたが、最後のコントロールが決まらずシュートまで行けません。その後、選手交代でリフレッシュな選手が入り、徐々にゴールへと近づきます。
後半14分。吉田・楠が後ろからビルドアップを行います。楠から縦パスを受けた丸井はサポートに来た飯田へワンタッチでパスを渡すと飯田はファーストタッチで相手を置き去りにして中央で前向きに。そこから右へと開いた池田へ。池田は縦へドリブルを仕掛け、中央へクロス。クロスを受け取ったのは佐藤。そして、佐藤は丁寧にボールを中田へと落とします。フリーになった中田は迷わず左足を振り抜き、待望の追加点が生まれます。
そして、その1分後。安田からのパスを受けた池田が巧みなターンで後ろの相手をかわすとゴールに向かってドリブルを仕掛けます。そして、そのままペナルティーエリア外からシュート。そのシュートはゴール左隅に入り、苦しい終盤に試合を決定づける2ゴールを奪います。

そして、試合は終了。暑い中、多くの課題が残る試合となりましたが、なんとか皇后杯の関西大会出場を決めることが出来ました。

本日も暑い中、応援に駆けつけて頂いたサポーターの皆様・保護者の皆様、運営にご尽力を頂きました関係者の皆様、ありがとうございました。



セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘