セレッソ大阪スポーツクラブ

日本クラブユース女子 グループステージ D組 湘南ベルマーレU-18ガールズ戦|レビュー:

2023.08.01
2023年7月31日(月) 第5回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18) グループステージ D組
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 0-0 湘南ベルマーレU-18ガールズ
試合詳細 >
------
本日、第5回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)グループリーグ第1節 湘南ベルマーレU-18ガールズ戦がNTT図南スーパーグラウンドにて開催されました。
2連覇を狙う大会の初戦が始まりました。

立ち上がり、セレッソは前線の古田・佐藤のスピードを活かした縦に速い攻めを見せます。
それに対して、ベルマーレも後方からのロングボールをベースにDFラインの背後へ人を走らせてきます。
前半5分を過ぎると、セレッソはDFラインからボランチやFWへ入れる縦パスが増えて攻撃のリズムが出始めます。8分には、中田がワンタッチで前線に送ったボールに古田が走り込みますが、相手GKの素早い飛び出しに阻まれます。
17分、自陣右サイドに運ばれたボールからピンチを迎えます。DFラインの背後へ走り込んだ中盤の選手にパスを出され、そこからドリブルでPA内へ侵入されますが、丸井が懸命に戻ってシュートブロックに入ります。こぼれ球が相手に渡りシュートを打たれますが、ここは枠を越えます。
19分、左サイドの中村が運んだボールがこぼれたところを佐藤が拾い、そのまま持ち込んで左足でシュートを放ちます。強烈なシュートでしたがGKに触られ、惜しくも上に外れます。28分には、楠からの縦パスを杉本が受けて運び、ゴール前へ走り込んだ佐藤へと繋ぎますが、ワンタッチシュートは僅かに左へ逸れます。

その後も互いが特徴を出し合ったプレーで積極的にゴールを目指しますが、得点は無く、前半は0-0で終了します。
ハーフタイム、攻撃では相手のアンカー脇を突いて仕掛けること、守備では前半を通して前線の起点になっていた相手FWへの対応を確認して後半へ臨みます。

後半は立ち上がりからセレッソのペースで試合が進みます。
木下・中村が左サイドから崩しにかかる場面が多く、相手を押し下げます。相手のロングボールに対しても、楠・四本のCBを中心に相手の前でしっかり奪い切ります。
9分には、右CKから木下が鋭いボールを蹴り込み、ゴール前が混戦になります。最後はゴール正面でこぼれ球を佐藤がダイレクトでシュートを放ちます。決定機でしたが、ボールはゴール左に外れます。
14分、相手陣内で素早くスタートしたスローインから佐藤が抜け出してシュートを打ちますが僅かにゴール右に外れます。18分にも、木下のスルーパスを受けた佐藤がゴール前に迫りますが、ドリブルが僅かに乱れてしまい、DFのカバーに防がれます。
その後も攻め続けてチャンスを作りますが、なかなか決めきることができません。
すると、30分過ぎからは逆に攻め込まれる場面が出てきます。
31分には、右サイドからDFラインとGKの間にクロスボールを入れられますが、ここはGK関口が体を投げ出して弾きます。
37分、右サイドからミドルシュートを放たれますが、ここも関口がセーブし相手の得点を許しません。

両チームともに最後まで得点チャンスがある緊迫した展開でしたが、試合はこのまま0-0で終了し、勝ち点を分け合う結果となりました。

得点を奪って勝ち切りたい試合でしたが、イレギュラーバウンドの多いピッチに終始苦しみ、ゴール前で技術の精度が落ちてゴールができませんでした。また、技術のずれによって相手をギリギリまで観ることができず、相手を外すプレーは多く出せませんでした。

しかし、ピッチコンディションを怖がらずに勇気を持ってボールを扱い、最終ラインからでも、前に・縦に攻めようとした姿勢は次のゲームに繋がるはずです。また、押し込まれる時間帯もありながら最後まで集中を切らさずに無失点で試合を終えたこともポジティブな要素です。

グループリーグはまだまだ続きます。このゲームで見えた課題を修正し、次節以降に臨みます。

本日は遠方にも関わらず、そして猛暑の中、応援してくださった皆様ありがとうございました。引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18コーチ 金澤史朗