セレッソ大阪スポーツクラブ

日本クラブユース女子 グループステージ D組 三菱重工浦和レッズレディースユース戦|レビュー:

2023.08.04
2023年8月3日(木) 第5回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18) グループステージ D組
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 2-1 三菱重工浦和レッズレディースユース
試合詳細 >
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本日、第5回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)グループステージ第3日 三菱重工浦和レッズレディースユース戦が前橋総合運動公園群馬電工陸上競技場・サッカー場にて開催されました。

自力でグループステージを突破するためにも、また、2連覇を目指す上でも勝利したいこの試合は、セレッソ大阪のキックオフで開始されます。
立ち上がり、セレッソは早いタイミングでグラウンダーの縦パスを入れてFWがターンしてスルーパスというシーンが続きますがパスが合わず、シュートまで持ち込めません。
前半8分、中盤でボールを持った中田が相手のプレッシャーを操りながら右サイドの竹田へスルーパス。竹田は良いタイミングでニアサイドにグラウンダーのクロスを入れますが、走り込んだ佐藤には僅かに届きません。GKが弾いたボールに佐藤が詰めますがDFのカバーがありCKになります。
このCKから先制点が生まれます。右から木下が蹴ったボールはファーポストで相手にクリアされますが、それに反応した佐藤が左足を振り抜きゴール。早い時間で1-0とリードします。
ここから落ち着いて試合を進めたいところですが、単純なパスミスが多く、中盤から前線へボールを運んでいくことができず、相手ゴールになかなか近づけません。
25分、相手陣内でのスローインからボールを失ってカウンターを受けます。相手FWにゴール前で持ち運ばれますが、ここは四本が懸命にカバーに戻ります。
34分にもビルドアップミスから危険なカウンターを受けそうになりますが、ここも四本が対応してピンチを作り相手にチャンスを与えません。
35分の相手CKではこぼれ球からゴール至近距離でシュートを打たれますが中村のブロックや関口のセーブでゴールを許しません。
追加点を狙いたいところですが、相手の守備ブロックを攻略できず、逆にボールを失ってカウンターを受ける場面が続きます。それでも相手に得点は許さず、1-0のまま前半が終わります。

ハーフタイムには、守備の連動性と攻撃では背後を狙うことをもう一度確認して後半に入ります。
後半に入っても相手のペースで試合が進みますが決定的なピンチは迎えません。
逆に9分、最終ラインから中田→丸井とパスを経由して木下へスルーパス。木下は持ち運びながら切り返して、得意の左足で狙いますがDFのブロックに防がれます。
相手に押し込まれる時間が続く中での15分、GKと最終ラインからのビルドアップを相手に奪われて大きなピンチを迎えますが、ここは関口が迷わず前に出てシュートをブロックします。
その後も全体を押し下げられ、セカンドボールも相手に回収される苦しい展開が続きましたが、20分でした。四本が相手の縦パスをインターセプトしながら木下へワンタッチパス。木下はトップスピードでボールを運びながら古田を見てパスのタイミングを狙います。もう一度運んで相手2人が自分に食いついたタイミングで古田へパス。古田はCBに対応されながらもGKが対応しにくいタイミングでシュートを放ちます。これが左隅に決まり、苦しい時間帯での貴重な追加点となります。

2-0となっても守りの展開が続きます。
21分には最終ライン背後へのスルーパスからピンチを迎えますが楠がスライディングでなんとかカバーします。その後もゴール前に押し込まれて、前に出ていくことができません。

そして33分、中盤でプレスがかかりきらない中で、CB四本の背後に走り込んだFWへスルーパスが出されます。GK関口も飛び出して対応しますが、ワンタッチ目で上手く交わされてしまい失点。残り時間が少ない中で、2-1とされます。

その後もピンチを迎えますが、耐え切って2-1で試合終了。主導権を握れる時間が短く苦しいゲームでしたが、猛暑の中で全員が最後まで粘りました。

この結果、グループステージは首位通過となりました。
次戦からはノックアウトステージでさらに厳しい戦いが予想されますが、チーム一丸となって臨みます。

炎天下にも関わらず応援に駆けつけてくださった皆様ありがとうございました。
ノックアウトステージも熱いご声援をよろしくお願いいたします。



セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18コーチ 金澤史朗