セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会 2回戦 バニーズ京都SC flaps戦|レビュー:

2023.10.28
2023年10月28日(土)第1回関西 U-18 女子サッカー選手権大会兼JFA第27回全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会 2回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 6-0 バニーズ京都SC flaps
試合詳細 >
------
ビックレイクCコートにてJFA第27回全日本U-18女子サッカー選手権大会 関西大会準決勝が行われました。この試合に勝てば冬の全国大会出場権が得られる大事な一戦。選手は若干の緊張を見せながら試合へと入りました。

試合はセレッソペースで進みます。前半3分。右サイドの深い位置からのスローイン。古田からのリターンパスを受けた竹田が中央へとパスを入れますが、相手に弾かれてしまいます。そのセカンドボールを竹田が再び拾い、サポートに来た丸井へ。その瞬間、空いた中央に左SBの牧口が侵入。すかさず、丸井は牧口へパス。そのプレーに相手の視線が集まった瞬間、木下が相手の背中へと動き出し牧口が逃さずボールを送り込みます。通れば1点という場面でしたが、パスは惜しくもズレてしまい得点には至りません。
前半の給水直後のプレー。相手のビルドアップに対して前線からプレスをかけに行きます。すると、相手CBがボランチに出したパスを中田が奪います。中田はそのボールを木下へ素早く渡します。木下は後ろから奪いに来た相手の股を抜き、GKと1vs1に。木下が放ったシュートは惜しくもGKに防がれてしまいます。しかし、そのセカンドボールを丸井が拾って再びシュートを打ちます。今度こそ入ったかと思われましたが、シュートはポストを叩き、またしても得点することは出来ません。攻めながらも得点を奪うことが出来ず、少しずつ嫌な空気が流れます。
前半37分。その均衡が破られます。中盤でボールを持つ丸井。その近くに中田がサポートへ入ります。中田へパスが入ると同時に左サイドを牧口が駆け上がり、そこへ中田がスルーパスを送ります。パスを受けた牧口はクロスを試みますが、相手に対応されたので判断を変えて一度中田へ下げます。ペナルティエリア角付近でパスを受けた中田はワンタッチでクロス。そのボールはフォアで待っていた木下へ。木下はそのクロスをヘディングで合わせ、前半終了間際に先制点を奪うことに成功します。

ハーフタイムには全体で時間を合わせること、正しいタイミングで観ること、勇敢に戦うことなどを伝えて、後半へ挑みました。

後半開始早々、吉田がコーナーキックを合わせて追加点を奪うことに成功します。
このゴールをきっかけに複数の得点を奪います。
右サイドから上がったクロスを中村がシュートし、ポストに当たった跳ね返りを古田が蹴り込み3-0。
古田・中村が中央でボールを動かし、相手が集まった時に中田がスペースでパスを受け、放ったミドルシュートがゴールネットに突き刺さり4-0。
相手のビルドアップを丸井が奪い、そのまま狙いすましたシュートを打ち5-0。
右サイドでパスを受けた古田のスルーパスに木下が抜け出し、切り返しで相手をかわしてゴールへ打ち込んで6-0。

その後、カウンターで押し込まれる場面がありましたが、DF・GK陣が上手く守り切り合計スコア6-0で勝利することが出来ました。

立ち上がりに不安な要素がありましたが、試合中に彼女たち自身が修正することで勝利することが出来ました。しかし、まだまだ課題は多く残る試合でしたので、来週の決勝戦までに少しでも改善出来る様に努力を積み重ねていければと思います。

本日も遠くまで応援に駆けつけて頂いたサポーターの皆様・保護者の皆様、ご尽力頂いた関係者の皆様、誠にありがとうございました。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘