全日本女子U-18 1回戦 アルビレックス新潟レディースU-18戦｜レビュー：
2024.01.03
2024年1月3日（水）JFA第27回全日本U-18女子サッカー選手権大会 1回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 1-0 アルビレックス新潟レディースU-18
試合詳細 >
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2024年1月3日、JFA第27回全日本U-18女子サッカー選手権大会が開幕しました。
対戦相手はアルビレックス新潟レディースU-18。
先日の震災で相手には背負っているものや想いなど特別な感情がたくさんあったはず。自分たちがその対戦相手に対して全力で戦うことが最大のリスペクトであることを選手と確認しました。
また、この日は地元大阪開催ということもあり、多くのサポーターさんに駆けつけて頂きました。
そして『POWER AND THE GLORY』を歌って頂き、最高の雰囲気で選手は試合へ入りました。
立ち上がりチャンスを掴んだのはセレッソ。
右サイドの深い位置で丸井が相手をかわし、相手が集まってきたところをペナルティーアーク付近で待っていた中田へパス。中田は出てきた相手を1人外しスルーパスを古田へと送ります。そのパスはカットされますが、こぼれ球を左サイドの牧口が拾い中央へクロス。丸井がそのボールに反応してシュートを打つかと思われましたが、ギリギリのところでGKに防がれてしまいます。
前半6分。ハーフライン付近でビルドアップをするセレッソ。左から右へと展開し、ボールは竹田の元へ。相手のSBが竹田へプレスに出た瞬間、中央から木下がSBの背後へと抜け出します。フリーで抜け出した木下はゴールライン付近でゴールへと向かってボールを運びます。そして、CBが出てきたタイミングでフリーになった丸井へ。入ったかと思われた丸井のシュートはゴールポストのすぐ横を通り、惜しくも得点とはなりません。
その直後でした。名和へのバックパスを相手に読まれてしまい、名和が触る直前でカットされてしまいます。そして、クロスからシュートを打たれてしまい失点かと思われましたが、吉田が体を投げ出し相手のシュートをなんとか防ぎピンチを切り抜けます。
そのワンプレーで受け身になってしまうかと思っていましたが、選手は勇気を持ってボールを前へと繋ぎます。
自陣でパスを繋ぎ、相手が出てきた瞬間にバイタルエリアでフリーになった木下へ中田がパスを通します。そこから20mくらいゴールへ向かってボールを運び、左でフリーになった中村へパス。中村は迷わずカットインからシュートを狙いますが、惜しくもGKに防がれてしまいます。
その後も飯田や中田などのシュートがありましたがなかなか得点が奪えません。
膠着状態が続く中、前半24分でした。
右サイドで竹田が吉田へとボールを下げます。そのパスを受けた吉田はワンタッチでDFラインの背後へロングボールを入れます。丸井がそのボールに反応して抜け出します。右サイドの深い位置でゴールに向かいながら中央の様子を伺う丸井。丸井が蹴ったクロスはマイナスで待っていた中田の元へ。思い切って振り抜いた右足で蹴ったボールはゴールへと突き刺さり、待望の先制点を奪います。
その後も古田・丸井を中心にシュートを打ちますが、GKに阻まれてしまい1-0のままハーフタイムを迎えます。
ハーフタイムでは相手の狙いを整理し、どこからゴールを目指すかを共有しました。
後半開始直後。中田の大きな展開から木下がボールを受け、カットインから得意の左足でゴールを狙いますがゴールは奪えず。その数分後にも木下の展開から中村が抜け出し、目の前のDFを交わしてシュートを打ちますが、惜しくもバーに当たり追加点とはなりません。しかし、後半も自分たちの距離でボールを動かしながら展開をすることで試合を優位に進めます。
竹田から古田へ縦パスが入り、それを外側で待っていた木下へワンタッチで繋ぎます。木下はゴールに向かって仕掛る。相手が中央に集まったの観て、丸井が外へ動き出すとそれに呼応して木下がスルーパスを出します。フリーになった丸井から中央へクロス。完璧に合わせた中村のヘディングシュートでしたが、ここもGKに防がれてしまい追加点ならず。
その数分後。左サイドでスローインを受けた中田が逆サイドまで一気に展開します。そのパスを受けた木下が中央へクロス。そのクロスに飛び込んだのはまたも中村。オフザボールでDFを外し、放ったワンタッチシュートはまたしてもGKのファインセーブにより防がれます。
終盤、相手に押し込まれましたが、全員で体を張って守り抜き1-0で初戦を勝利することが出来ました。
ノックアウト方式で行われる今大会。普段のリーグ戦とは違う独特の空気感の中、いつもと違う課題も観えました。連戦とはなりますが、良い準備をして明日の試合に臨みたいと思います。
本日は本当に温かく、そして勇気づけられる応援をして頂き、誠にありがとうございました。
皆様のご声援を力に明日も頑張りたいと思います。
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 1-0 アルビレックス新潟レディースU-18
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2024年1月3日、JFA第27回全日本U-18女子サッカー選手権大会が開幕しました。
対戦相手はアルビレックス新潟レディースU-18。
先日の震災で相手には背負っているものや想いなど特別な感情がたくさんあったはず。自分たちがその対戦相手に対して全力で戦うことが最大のリスペクトであることを選手と確認しました。
また、この日は地元大阪開催ということもあり、多くのサポーターさんに駆けつけて頂きました。
そして『POWER AND THE GLORY』を歌って頂き、最高の雰囲気で選手は試合へ入りました。
立ち上がりチャンスを掴んだのはセレッソ。
右サイドの深い位置で丸井が相手をかわし、相手が集まってきたところをペナルティーアーク付近で待っていた中田へパス。中田は出てきた相手を1人外しスルーパスを古田へと送ります。そのパスはカットされますが、こぼれ球を左サイドの牧口が拾い中央へクロス。丸井がそのボールに反応してシュートを打つかと思われましたが、ギリギリのところでGKに防がれてしまいます。
前半6分。ハーフライン付近でビルドアップをするセレッソ。左から右へと展開し、ボールは竹田の元へ。相手のSBが竹田へプレスに出た瞬間、中央から木下がSBの背後へと抜け出します。フリーで抜け出した木下はゴールライン付近でゴールへと向かってボールを運びます。そして、CBが出てきたタイミングでフリーになった丸井へ。入ったかと思われた丸井のシュートはゴールポストのすぐ横を通り、惜しくも得点とはなりません。
その直後でした。名和へのバックパスを相手に読まれてしまい、名和が触る直前でカットされてしまいます。そして、クロスからシュートを打たれてしまい失点かと思われましたが、吉田が体を投げ出し相手のシュートをなんとか防ぎピンチを切り抜けます。
そのワンプレーで受け身になってしまうかと思っていましたが、選手は勇気を持ってボールを前へと繋ぎます。
自陣でパスを繋ぎ、相手が出てきた瞬間にバイタルエリアでフリーになった木下へ中田がパスを通します。そこから20mくらいゴールへ向かってボールを運び、左でフリーになった中村へパス。中村は迷わずカットインからシュートを狙いますが、惜しくもGKに防がれてしまいます。
その後も飯田や中田などのシュートがありましたがなかなか得点が奪えません。
膠着状態が続く中、前半24分でした。
右サイドで竹田が吉田へとボールを下げます。そのパスを受けた吉田はワンタッチでDFラインの背後へロングボールを入れます。丸井がそのボールに反応して抜け出します。右サイドの深い位置でゴールに向かいながら中央の様子を伺う丸井。丸井が蹴ったクロスはマイナスで待っていた中田の元へ。思い切って振り抜いた右足で蹴ったボールはゴールへと突き刺さり、待望の先制点を奪います。
その後も古田・丸井を中心にシュートを打ちますが、GKに阻まれてしまい1-0のままハーフタイムを迎えます。
ハーフタイムでは相手の狙いを整理し、どこからゴールを目指すかを共有しました。
後半開始直後。中田の大きな展開から木下がボールを受け、カットインから得意の左足でゴールを狙いますがゴールは奪えず。その数分後にも木下の展開から中村が抜け出し、目の前のDFを交わしてシュートを打ちますが、惜しくもバーに当たり追加点とはなりません。しかし、後半も自分たちの距離でボールを動かしながら展開をすることで試合を優位に進めます。
竹田から古田へ縦パスが入り、それを外側で待っていた木下へワンタッチで繋ぎます。木下はゴールに向かって仕掛る。相手が中央に集まったの観て、丸井が外へ動き出すとそれに呼応して木下がスルーパスを出します。フリーになった丸井から中央へクロス。完璧に合わせた中村のヘディングシュートでしたが、ここもGKに防がれてしまい追加点ならず。
その数分後。左サイドでスローインを受けた中田が逆サイドまで一気に展開します。そのパスを受けた木下が中央へクロス。そのクロスに飛び込んだのはまたも中村。オフザボールでDFを外し、放ったワンタッチシュートはまたしてもGKのファインセーブにより防がれます。
終盤、相手に押し込まれましたが、全員で体を張って守り抜き1-0で初戦を勝利することが出来ました。
ノックアウト方式で行われる今大会。普段のリーグ戦とは違う独特の空気感の中、いつもと違う課題も観えました。連戦とはなりますが、良い準備をして明日の試合に臨みたいと思います。
本日は本当に温かく、そして勇気づけられる応援をして頂き、誠にありがとうございました。
皆様のご声援を力に明日も頑張りたいと思います。
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘
