2024年5月11日(土)U-18女子サッカーリーグ2024 関西1部 第6節
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 - 大商学園高等学校
試合詳細 >
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本日、舞洲日本ハム桜グランドにてU-18女子サッカーリーグ2024関西1部 大商学園戦が行われました。
今日の試合はセレッソのWEリーグ参戦やヤンマーガールズの発展にご尽力いただいた山田耕一郎代表理事が先日亡くなられたことに対し、その哀悼の意を込めて喪章を腕に巻いて試合に挑みました。
立ち上がりから怯まずに行きたいところでしたが、アグレッシブに奪いに来る大商学園に圧力を感じてしまい、技術や判断のミスが出てしまいます。すると、ビルドアップでミスが起こり、こぼれ球を拾われて裏に抜け出した選手に合わされて先制点を奪われます。
しかし、セレッソも中盤で西村→下高→田村と中央で繋ぎ、サイドを上がってきた安田にパスを通します。安田は前向きで受けると背後へと抜け出した中村へパスを送ります。通ればチャンスという場面でしたが惜しくもパスが合わずシュートまで行けません。
前半10分過ぎ。相手にボールを追われてしまう時間が続き、ビルドアップのミスからミドルシュートを決められ0-2になります。
飲水タイムで修正を入れますが、上手く修正出来ず前半だけで5失点をしてしまい、ハーフタイムに。
ハーフタイムでも雰囲気は重く、選手同士の会話も少ない中、選手たちに『エンブレムを付ける意味』などを話し、もう一度戦うことを確認して後半に入ります。
戦う気持ちの整理でスイッチが入ったのか、立ち上がりからアグレッシブに攻撃を仕掛けます。
人もボールも動きながら狭い局面でも技術と判断で相手を翻弄するシーンが徐々に増えます。ミスが起きても素早い切替で全体がボールを奪い返し、徐々にリズムが良くなり出します。
西村から縦パスを受けた牧之瀬に相手が寄せてきます。それを感じた牧之瀬はワンタッチで前方の池田にパスを入れ、ワンツーで相手を外すと左サイドを駆け上がってきた中村にスルーパス。そのパスは惜しくも通りませんでしたが、少しずつゴールへと近づきます。
DFラインも相手のロングボールに対して集中した準備を見せ、背後を取らせません。
後半10分。自陣の右サイド深い位置から西村→飯田→林とボールを繋ぎます。そして、林は相手が出てきたのを観て、池田へワンタッチでパス。パスを受け取った池田は反転し、中央で待つ中村へパスを送ります。中村が前を向くと左サイドを四本が駆け上がります。そして、中村から四本へ。相手が右サイドに集まったことでフリーになった四本はそのままワンタッチで中央へスルーパス。このパスに反応したのは田村。完全に抜け出したかと思われましたが、惜しくもオフサイド。
後半16分。ハーフライン近くで竹田が相手のクリアボールを奪うと西村→四本と繋ぎ、ボランチの脇に降りてきた中村へとボールを渡します。中村の周りに相手が集まるのを観て、横へサポートに入った西村がパスを受けます。その瞬間、相手の背後へ林がアクション。西村はそれを見逃さずロングボールを送ります。抜け出したかと思われましたが、センターバックが林についていきます。しかし、林は巧みなターンで相手を外し冷静に右隅へとシュートを放ち、1点を返します。
その後もゴールを目指して攻撃を仕掛けますが、合計1-6で大敗を喫しました。
技術・判断という前に自分たちのピッチに立つ意味、戦う姿勢などが問われた試合になったと思います。観にきていただいている皆さんへ希望・感動を感じていただくために明日から、もう一度自分たちを見直し真摯に練習に励みたいと思います。
本日はお忙しい中、現地まで駆けつけていただいたサポーターの皆様・保護者の皆様、ご尽力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高 欣弘)