2024年7月7日(日)U-18女子サッカーリーグ2024 関西1部 第11節
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-4 大阪桐蔭高等学校
試合詳細 >
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7月7日(日)舞洲天然芝グランドにてU-18女子サッカーリーグ2024関西1部大阪桐蔭戦が行われました。
DFラインをコントロールすることや全体のテンポを意識することを確認して試合へと入りました。
前半1分。ハーフライン付近で右から左へと展開し、ボールを持った安田。安田はドリブルで中央へと入ります。安田のドリブルに合わし、立ち位置を変えていた古田へとパス。古田は顔を上げ、背後へと走り出した池田へスルーパスを送ります。抜け出した池田は左足を振り抜きますがシュートは惜しくもポスト右側を通り外れます。
その1分後。全体で奪いに行った所を外されてしまい、背後を相手に抜け出されます。そして、ペナルティーエリア付近からシュートを打たれますが、関口のファインセーブによりゴールを守ります。
しかし、その直後。クリアボールを相手に拾われてしまい、2次攻撃を受けます。左サイドからクロスを上げられニアでシュートを打たれます。このシュートも関口のセーブによりなんとか失点を免れます。
攻撃で挽回したい所でしたが、ボールを受けに行く人数・回数共に少なく、相手の外側でしかボールを回せませんでした。
前半10分。大阪桐蔭の攻撃。右サイドからクロスを上げられます。そのボールを関口が弾き、拾った選手がクリアをしようとしますが、クリアしきれずペナルティーエリア付近でセカンドボールを拾われると、ミドルシュートを打たれ失点をしてしまいます。
そして、その10分後にも相手のショートコーナーに対応が遅れ、0-2に。
その後も攻撃の距離感が上手く調整出来ず、終了間際にも失点をして前半を0-3で終えます。
ハーフタイムには勇気を持って自分たちらしいサッカーを表現することを話して後半へと入ります。
後半、全体の距離が良くなり、選手も勇気を持って選択するとプレーが一気に変わります。
西村・木下・飯田が自陣の右サイドでテンポ良くボールを動かします。相手が集まり出した所を古田経由で一気に逆サイドまで展開します。
安田が前を向くと前線の佐藤が背後へと走り出し、そこへ安田がパスを送ります。抜け出したと思われましたが、DFにギリギリのところで対応されシュートまでは行けません。しかし、それをきっかけにボールを自分たちのリズムで動かします。
後半13分。相手陣地で飯田と西村がパス交換。そして、相手がギャップを開けた時に佐藤が相手ボランチの背中でパスを受け、相手を中央に寄せます。そして、佐藤はそのボールを再び飯田へ。前向きになった飯田はサイドを駆け上がってきた西村へスルーパス。西村はそのスピードのままファーストタッチを持ち出し、クロスを上げます。そのクロスに合わせたのが佐藤。クロスが来た佐藤は転がりながら足を伸ばします。すると、ボールは佐藤の足にあたりゴールへと吸い込まれ1点を返します。
後半29分。相手のDFラインの背後へロングフィード。相手が迫ってくる中、関口がペナルティーエリアを出て対応し、パスへと繋ぎます。
DFライン・ボランチを中心にボールを動かすと相手選手が中央へと集まります。そして、ボールはサイドでフリーになった林祐未へ。
フリーとなった林は迷わず背後へとボールを送ると動き出したのは玉村。相手CBと競りながらGKのポジションを観て、ループシュートを決め1点差に。
このままの勢いで同点としたいところでしたが、少しのミスから失点をしてしまいます。
しかし、44分。相手のロングフィードを林が回収。そして、木下→飯田→ 古田と繋ぎ、ボランチの背中を取っていた中村へ。相手のプレスを受けながらも中村が前を向き、前線へスルーパス。パスを受け取った玉村は独走し、GKとの駆け引きも制し再び得点を決めます。
状況は3-4。残り時間がない中、全員で1点を取りに行きます。
ラストプレー。飯田・古田でパス交換して、相手の中盤を集めます。そして、相手のボランチが来た時に西村から中村へ縦パスを通します。
中村は前を向くと再び玉村へとパスを送ります。玉村は一気にペナルティーエリアに侵入。そして、対応してきた相手をキックフェイントでかわし、横でフリーとなった佐藤へパス。通れば1点という場面でしたが、相手にそのパスを触られてしまい得点には至りません。
そして試合終了。
多くの課題を残す試合となりましたが、後半は自分たちらしいサッカーが表現できたと思います。
しかし、4失点という現実にもしっかり目を向けて自分たちの課題に取り組んで行きます。
当日、応援に駆けつけていただいた保護者の皆様・サポーターの皆様、ご尽力いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました。
(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高 欣弘)