セレッソ大阪スポーツクラブ

日本クラブユース女子 1回戦 ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ戦|レビュー:

2025.07.29
2025年7月28日(月) 第7回 日本クラブユース女子サッカー大会(U-18) 1回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 0-1 ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ
試合詳細 >
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第7回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18) 1回戦が開催されました。
夏と冬の2冠を目標に掲げて今シーズンをスタートし、前半戦の成果が試される今大会の1回戦の相手は、昨年ベスト4のノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ。
目標達成のために最も重要となるこの一戦を強く意識して、チームで準備をして迎えました。

セレッソのキックオフで試合開始。初戦ながら固さもなく、序盤から攻守に良い判断でボールと体を動かし、試合を進めます。
14分、右からのサイドチェンジを受けたSB牧口が縦に仕掛け、マイナスのパスからSH林祐がシュート。相手DFがヘディングで弾いてバーに跳ね返ったところをFW田村が粘り、コーナーキックを獲得します。VO牧之瀬が放ったコーナーキックをCB寺田がヘディングで競り、そのセカンドボールを林祐が拾って再びシュートを放ちますが、惜しくもバーの上。
さらに3分後、コーナーキック二次攻撃からのVO飯田ミドルシュートはわずかにゴール上に外れますが、その後も繰り返し強かに得点を狙います。
20分にはGKとDFの連携ミスからピンチを迎えるも、相手のミスに救われます。
30分には、連続したの相手のロングボールで押し込まれ、ペナルティエリアへの侵入を許し、反転からシュートを打たれますが、粘り強く対応します。
空中戦が増える中で少しずつ押し込まれ迎えた前半終了間際のコーナーキック。ピンポイントでニアに合わせられ、失点。0-1で前半を折り返します。

ハーフタイムは、失点の場面と併せて展開の中でのヘディングのバトルで負けないこと、攻撃は自分たちの狙いを出せている部分は続け、シュートのリバウンドまで切らさず貪欲にゴールを狙い続けることを確認して後半に向かいます。

後半頭からCB四本を投入。出足よく相手の攻撃の芽を摘み、攻撃を組み立てます。
相手のハイプレスを受ける場面にもVOとGKを中心に連携して回避しますが、中盤で5バックで構える相手に対し、ミドルサードから先のエリアの中央を固められ、なかなかアタッキングサードに効果的に入っていくことができません。
また、ターゲットや背後にシンプルにボールを供給する相手の戦い方に、前向きで守備をする時間を作れず時間が経過していきます。
52分には玉村を投入し、攻撃の活性化をはかります。
給水後62分には押し込んだ局面から牧之瀬のミドルシュート。70分には牧口からの楔をおさめた古田が相手のファールを誘い絶好の位置からフリーキックを獲得します。
期待のかかった一振りは、GKの正面にとび得点ならず。
残り時間の少なくなる中、なんとか1点を求めて最後まで戦いますが、シュートを打てないまま無念のタイムアップ。0-1の敗戦となりました。

去年の悔しい経験をバネにこの大会に向け準備してきましたが、悔しい初戦敗退となりました。
今日の試合では、前半は自分たちの強みを出し数多くのチャンスを作ったこと、しかしそれを決め切ることができなかったことが後に響いたこと、どちらも事実です。
失点は1つのセットプレーでしたが、これを機に表面的な部分だけではなく芯にある自分たちの甘さや弱さとしっかり向き合い、強い個人、強いチームに成長して、冬の大会に臨めるよう、励んでいきます。

本日もはるばる群馬県まで、また暑い中、多くの保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただきました。
温かいご声援を本当にありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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