2023年5月14日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(前期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 3-4 クラベリーナ東住吉
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第6節 クラべリーナ東住吉戦が行われました。
立ち上がりからボールを正確に扱うことができず、相手の寄せをプレッシャーと感じながら試合が進んでいきます。
ボールの動きがなかなか落ち着かない中、前半11分に自陣で失ったボールを左サイドに持ち込まれグラウンダーのクロスを上げられます。このボールがゴール前まで流れ、最後はフリーでシュートを打たせてしまい失点します。
さらに26分、自陣でのスローインを相手に跳ね返されたところからCKを与えると、そのこぼれ球を押し込まれて0-2とされてしまいます。
それぞれがボールを受けようとはするものの、受けることが目的となってしまい前にボールと人が進んでいきません。相手からすれば、見えている範囲でプレーしているので思い切ってボールを奪いに行ける状況です。すると、33分には相手に押し込まれた状況で後ろから繋ごうとしたパスを奪われ、左サイドからCBとGKの間に低いクロスを入れられます。このボールを相手FWに触られて失点し、前半で0-3となります。
ハーフタイムには、相手と味方を見るためにもボールを正確に扱うこと、また、周りを見るためにもボールを見ない(見る時間を減らす)ことを確認して後半に臨みます。
後半すぐの選手交代とポジションチェンジもありプレーが少しずつ変化していきます。ボランチを経由して早いタイミングで前に入るボールが多くなり、受け手が時間と場所を得られることで、ピッチの中央と外を上手く使えるようになり始めます。
すると、22分に左サイド深くまでドリブルで持ち込んだ酒本から阪田へクロスボールが渡り、阪田が相手DFの前でワンタッチで合わせて1点を返します。
この1点で流れがさらに大きく変わり、34分に左サイドを連携で崩し最後は阪田が合わせて2点目、そして直後の35分には玉村がゴール前の崩しから3点目を挙げ、わずか13分間で同点に追いつきます。いずれも、ゴールに向かう意識と正確な技術が発揮された得点でした。
このままの勢いで逆転かと思いましたが、同点直後にこぼれ球からの相手のロングシュートが決まり、3-4とされてしまいそのまま試合終了。
チームとして、個々の技術でボールを武器にして相手を観ながら戦うことを目指していますが、技術の意味に対する理解を深めるとともに日々の基準をもっと上げていかないとボールが味方や武器にはなってくれないと感じます。選手が自分自身と向き合い変化できるように、指導者も頭の中を整理して次のトレーニングに臨みたいと思います。
本日も会場に駆けつけていただいた皆様、温かいご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗