セレッソ大阪スポーツクラブ

なでしこリーグ1部 第10節 大和S戦|レビュー:後半アディショナルタイムに決勝ゴール

2021.05.29
2021年5月29日(土)2021プレナスなでしこリーグ1部 第10節
セレッソ大阪堺レディース 3-2 大和シルフィード
試合詳細 >
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両チームとも立ち上がりから主導権を握るため、攻守共に激しい展開となりました。

流れを掴みたいところでしたが、13分、ビルドアップミスからショートカウンターを受けてCKを与えてしまいます。このCKを相手にヘディングで合わせられて先制を許してしまいます。

しかし、試合はすぐに動きます。15分に相手DFの背後に抜け出した百濃がペナルティエリア付近で倒されFKを獲得します。絶好の位置からのFKを四海が見事に決め同点に追いつきます。31分には中央で受けた田中から背後に動き出した岩本へスルーパスを出し、相手GKをかわしてシュートを放ちましたが相手DFのカバーリングに阻まれます。その後も一進一退の攻防が続きましたが追加点を奪えず前半終了。

GKから丁寧につなぎボールを保持すること、ラストパスの質を高めることとシュートで終わることを共有し後半に入ります。

後半立ち上がりはボールを保持する展開となりました。56分に荻久保からのパスを左サイドで小山が受け、低いクロスボールを入れると、ファーサイドに走り込んでいた岩本が押し込み逆転に成功します。57分には高和のクロスを岩本が合わせますがオフサイドの判定。

流れに乗って追加点を奪いたいところでしたが、62分に一瞬の隙を突かれ、相手にDFラインを抜け出され得点を奪われてしまいます。その後も相手陣地でボールを保持し、ゴール前まで迫りますが、決め切ることができません。

しかし、後半アディショナルタイム。右サイドで宮本がボールを受け、相手をかわし右足を振り抜きます。GKに弾かれてしまいますが、こぼれたボールを小山が拾い中央へパス。中にいた岩本がゴールネットを揺らし逆転に成功し試合終了。

勝点3を取れたことは素晴らしいことでしたが、まだミスなどが目立ち、流れを自分たちのものにしきれないことが課題として出ました。
来週は首位とのゲームになります。3連勝を目指し良い準備をしていきたいと思います。

コロナ禍で厳しい情勢の中、多くの方々のご声援、ご協力のおかげで勝つことができました。大変感謝しております。
本日もサポーターの皆様、関係者の皆様、保護者の皆様、誠にありがとうございました。

(セレッソ大阪堺レディース・ガールズ GKコーチ 須山 陽平)