セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西(後期) バニーズ京都SC flaps U-15戦|レビュー:

2023.06.11
2023年6月10日(土)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(後期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 3-1 バニーズ京都SC flaps U-15
試合詳細 >
------
本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第9節 バニーズ京都SC flaps U-15戦が行われました。

立ち上がり、ボールを最終ラインから中盤を経由して前線へ繋ごうとしますが、構えられた相手に引っ掛けてしまうことが多く、いくつかのショートカウンターを受けます。逆に、1つ飛ばした場所に縦パスが入った時は前向きの選手が生まれて、相手を置き去りにしながらゴール前に侵入できるシーンが見られます。
守備に関しては、前線と中盤が連携して相手のビルドアップを規制して、パスコースを限定することで高い位置でボールを奪いショートカウンターに持ち込みますが、相手ゴール前に近づいた時の精度の低さから決定的なシュートまで至ることができません。
一進一退というような前半の中で、29分に最終ラインでボールを奪った倉田が平田とのパス交換で右サイド深くに侵入してグラウンダーのクロス、林祐未が合わせますがシュートは枠の上に外れます。
その直後には、右サイドで奪ったボールを早いタイミングで相手ゴール前に送り、阪田からフリーの林優明へ繋いでシュートを放ちますがGKの正面を突きます。
しかし、ここで得たCKのこぼれ球を西村が豪快なボレーシュートでゴールに沈めます。高く上がったボールを少し下がりながら右足で捉えるという技ありのゴールにより会場を一瞬で沸かせます。

前半は1-0で終え、後半に向けたハーフタイムでは、ボールを引き出す時に個々が相手に見られている場面が多いので、逆に相手を見ることでより効果的な選択肢を選べるようにしていくことを伝えます。

後半も立ち上がりから前線でボールを奪いにいくことで、相手を押し込んでゴール前に侵入する場面が多くなります。しかし、スピードを上げた状態でのプレーで技術や判断のミスが多く、なかなか追加点を挙げることができません。
逆に、全体が前がかりになったところで、DFが高い位置でボールを失い相手に背後を突かれます。スルーパスからGKとの1vs1に持ち込まれ、これを確実に決められてしまい同点に追いつかれます。
相手を押し込みながら嫌な時間帯での失点でしたが、その1分後に玉村の右CKを四本が頭で合わせて直ぐに勝ち越します。
この得点で流れを引き戻したかに思いましたが、その直後に背後へのボールに対してDFとGKが上手く連携出来なかったことにより相手チームにPKを与えます。再び同点を覚悟しましたが、このPKを相手キッカーが外します。
残り時間も攻め続けてアディショナルタイムに池田が追加点を挙げ、結局、試合は3-1で終了します。

全体的に良い流れを作れましたが、プレーの精度はまだまだ低く、得点することや試合を完全に決めることが簡単にできません。さらにこだわって今後の練習や試合に臨みたいと思います。
本日も会場に駆けつけていただいた皆様、温かいご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。


セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗