セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西(後期) クラベリーナ東住吉戦|レビュー:

2023.06.17
2023年6月17日(土)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(後期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 8-0 クラベリーナ東住吉
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第10節 クラベリーナ東住吉戦が行われました。

炎天下でのキックオフとなったこの試合、セレッソは立ち上がりから積極的に前に出ます。平田や酒本がボールを受けてサイドからスピードに乗ってPA内に侵入する場面が見られます。また、DFからFWまでをコンパクトに保つことができ、CB西の1本の縦パスでFW平田が相手CBの背中を取ってGKと1vs1になる場面もありますがコントロールが乱れてシュートまで至りません。
前半25分、竹田が自陣で相手ボールを奪って林優明に縦パス。林がそのままPA内まで侵入して相手を引きつけてからゴール前にパスを送ると、左サイドから走り込んでいた西村が合わせてゴール。守備から攻撃への早い切り替えが先制点に繋がりました。
その10分後には、CKの相手クリアボールを林優明が拾い、近くの西村とワンツー、相手がDFラインを押し上げているタイミングで狭い中央にパスを入れます。ここで平田ともパス交換をして林が最終ラインの背後に完全に抜け出します。シュートは一旦GKに防がれますが、自ら詰めて2-0とします。

ハーフタイムには、前半に見られた縦への意識を継続させることを伝えながら、相手をしっかり見て、状況でプレーの選択を変えることも求めました。

後半立ち上がり、左サイドを酒本が仕掛けて相手陣内深くまでボールを持ち込みます。玉村・西村がドリブルで仕掛けると、その流れから得たCKに途中出場の林祐未が合わせて3-0とします。
その後はシュートまで行けない時間が少し続きますが、後半10分には右サイドの阪田からスペースに走り込んだ林祐未にパス。林が相手と並走しながら中央にクロスを送り、西村がGKと1vs1になりますがシュートはポストに跳ね返されます。
相手のロングボールにはDF陣が集中して対応してボールを奪い切ることで、その後も相手を押し込む時間が長くなります。
後半60分には、CKの流れから玉村がミドルシュートを決めて4-0とします。
体力的には厳しい中で、その後も足を止めずに攻め続けることで終盤に得点を重ねて、最終スコアは8-0とします。

縦方向への攻めの意識が見られて、連続したプレーも少しずつ出てくるようになったと思います。その中で、プレーのタイミングやテンポが速くなった時にミスをしない正確な技術にはさらにこだわる必要があります。
多くの得点が見られましたが、1試合を通して、「相手を操れた」という場面は少なかったと思います。相手が予測できない・守れないようなプレーをするためには、技術を中心にプレーの基準を数段階上げていかなければと感じます。

暑い中、会場に駆けつけていただいた皆様、ご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督
金澤史朗