セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西(後期) RESC GIRLS U-15戦|レビュー:

2023.07.09
2023年7月9日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(後期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 4-1 RESC GIRLS U-15
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第12節 RESCGIRLS U-15戦が行われました。

リーグ戦は本日を含めて残り3節のみ。2位vs3位の対決となったこのゲームは、負けられないという緊張感やプレッシャーがそれぞれの選手達から伝わる立ち上がりとなりました。
序盤、セレッソはビルドアップでボールを失い、相手の速攻からゴール前に侵入を許す場面がありましたがシュートは打たせません。5分、低い位置で西村から中村に入れた縦パスを起点に複数人の連携で相手ゴール前に一気に攻め込みますが、林のシュートは相手に当たり得点にはなりません。その後、サイドからの突破やサイドから中央につける斜めのパスなどを起点に相手ゴールを脅かすシーンが増えセレッソのペースで試合が進んでいきます。ボールを前につけて、人も前に入っていくことで、相手の守備がセレッソの選手を捕まえられない状況を作り出します。
良い流れの中、前半23分、裏に抜け出した池田に西村からパスが入り、池田が正確なコントロールからゴール左隅にシュートを決めて1-0とします。
30分には、相手のビルドアップのパスを池田がインターセプトして無人のゴールへ流し込み2-0とします。
その5分後にも、西村がインナーラップして飯田からのパスを引き出し、中央へグラウンダーのクロスを折り返すと走り込んだ池田が蹴り込み、前半でハットトリックを達成します。
相手のビルドアップに対しても前から規制することで、縦パスにタイミング良くアプローチして前向きに奪えるシーンが多く、前半途中からは相手を自陣へ侵入させるシーンは僅かで、良い流れでハーフタイムを迎えます。

ハーフタイム、ひとりひとりがさらにボールを受けて相手の的を絞らせないこと、スリッピーなグラウンド状況なので相手のロングボールに対する準備を早めることなどを確認して後半に臨みます。

後半立ち上がり、右サイドからのクロスでいきなりピンチを迎えますが、ここはGK原田とDF陣が何とか守ります。その後もクロスやCKから連続して危ないシーンを迎えます。何とか1点を返そうとして積極的に前に出てくる相手の勢いを受けてしまいリズがなかなか良くなりませんが、後半10分には四本→玉村→中村→池田とスムーズに繋ぎ、シュートまで持ち込みます。絶好機でしたが、このシュートは左に逸れます。
運度量が落ち、お互いにコンパクトさが無くなり始めたこともあり、裏へのボールが通りやすくなっていきます。
すると、後半20分でした。自陣からの縦パスを受けた池田が前を向き、さらに縦に走った中村へパス。中村は左から中央に運びながら斜めのスルーパスを選びます。ここに走り込んだ西村がコントロールからシュート。見事に決めて4-0と突き放します。
その後も、中盤やFWが縦パスを受けて前を向いてスルーパスという場面が多くありますが、技術・タイミングが合わず追加点を挙げるまでは至りません。
相手はビルドアップからサイドに起点を作ってそこから裏をとる形が多く、それに対して前線のプレスや中盤以降の役割が決まらず後手に回り、攻め込まれるシーンも出てきますが無失点のまま終盤を迎えます。
このまま4-0で終了と思った中でのラストプレーでした。相手DFからのロングボールで背後を突かれ、1点を許してしまい4-1で試合が終わります。

勝つか負けるかでリーグの最終順位にも大きく影響が出るこの試合、選手達は最後まで攻撃的に戦いました。個人の技術や戦術においてまだまだ課題はありますが、リーグ中断期間でさらに成長し攻守において相手を圧倒できる力を身に付けられるように取り組んでいきます。

会場に駆けつけていただいた皆様、ご声援ありがとうございました。引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督
金澤史朗